「普通がいい」という病 講談社現代新書

泉谷閑示

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061498624
ISBN 10 : 4061498622
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,262p

内容詳細

頭と心と体のバランスを取りもどすための10講。いつの間にか「〜しなくてはいけない」という思い込みにとらわれていませんか。「常識」を疑い自分らしく生きるヒントを精神科医が示す。

【著者紹介】
泉谷閑示 : 1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。東京医科歯科大学医学部附属病院医員、財団法人神経研究所附属晴和病院医員、新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、現在、精神療法を専門とする南青山泉谷クリニック院長。日本芸術療法学会会員。1999年フランスに渡り、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。パリ日本人学校教育相談員をつとめた。これまでに、学会等での講演やカウンセリング講座の講師、短大・専門学校等で精神医学や心理学の講師をつとめる。その他、雑誌等への寄稿もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    見返りを求めてはイケナイのではなく、自分自身が心から満たされていないと見返りを求めてしまう。なので、先ずは自分自身が心から満たされていることが大切〜「5本のバナナの話」より。

  • 小木ハム さん

    著者は精神科の先生。新たな気付きが沢山。何らかの治療に携わる方、忙しすぎて自分の時間を保てない方、自分が何者かわからない方に読んで欲しい。村社会の日本は『我』よりも『和』を重視する文化。これは『普通教』とも言える。マジョリティから普通ではないとみなされた人間は合法的にそれとはなしに隅に追いやられていく。あるがままを受け入れず、こうあるべきを押し付けられる。自戒。『普通である』『普通でない』といった二分論がそもそも人間が苦しむ由縁のひとつ。精神が成熟すると人生を遊戯的に生きる。自然や偶然に身を開いていく。

  • はっせー さん

    普通について考えることがある人におすすめしたい本になっている!著者の泉谷さんは精神科医である。そんな泉谷さんがクライアント(患者さん)との治療の間で考えたことなどをまとめ大学の講義のような章ごとにわけて語ったのが本書である。なかなか鋭いところを指摘しており新しい発見が多いほんになっている。経験と体験についての話は面白かった。経験とは自分の身になっていきているもの。体験は過去の勲章となって死んでいるもの。会社の先輩が語りがちなのは経験ではなく体験。なかなか的を得ていると思った

  • KAKAPO さん

    P111「感情の井戸」図5-1を見た時、私は、岸田秀さん+伊丹十三さんの共著『哺育器の中の大人』のP179〜187「自我の領域」図1〜14を見た時以来の驚きを感じました。それは、確かにそうだ!と日頃感じている疑問をスッキリ腑に落とす明快さがあったからです。この本には、心理学などに馴染みのない人でも心の構造をザックリつかむことができる図が多く、急激に変化する現代社会のなかで、多くの人が感じている窮屈さなどの問題が、どのように生まれたかを示唆するとともに、読者が自分の課題として問い直すことを可能にしています。

  • mana さん

    没個性、「普通」を望む人が多い今の世の中。普通から外れることは悪いことではないのに、息苦しく感じてしまう…。そういった悩みを持った患者と接する精神科医によって書かれた本。哲学的な考え方を持った先生で、引用文も多岐にわたり、とてもためになる。復活する段階で、抑圧された「怒り」や「哀しみ」が出てくる。その時に、自分の感情を自分のものとして大切にできるだろうか?また、人間は螺旋的に成長していく。同じことを繰り返しているように思えても進化はしている。自分らしく生きるためのヒントがちりばめられた良書だと思います。

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