僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 新潮文庫

泉流星

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101350516
ISBN 10 : 4101350515
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
追加情報
:
16cm,300p

内容詳細

しばしば噛み合わなくなってしまう会話。「個性的」を通り越し、周囲の目を忘れたかのような独特の行動。ボキャブラリーも、話題も豊富な僕の妻だが、まるで地球人に化けた異星人のようだ…なぜ?じきに疑問は氷解する。彼女はアスペルガー症候群だった。ちぐはぐになりがちな意識のズレを少しずつ克服する夫婦。その姿を率直に、かつユーモラスに綴った稀有なノンフィクション。

目次 : 第1章 妻との日常―生活していて、ちょっと風変わりなこと(妻は毎朝ニュースを見る/ 今日は何する?/ 電話でギョッ ほか)/ 第2章 妻から見た世界―普通とはかなり違う、妻の五感(視力と眼力/ 妻って地獄耳?/ 敏感なんだか、鈍感なんだか ほか)/ 第3章 異星人妻は、努力して人間のフリにはげむ―世の中に適応するために(異星人サポートチーム/ 情報のチカラ/ 異星人妻の驚き人脈 ほか)

【著者紹介】
泉流星 : 1960年代後半、神戸生れ。幼いころから周囲との不可解な違和感に悩み、たびたび海外へ脱出しては世界を歩く。英語で思考し会話する時、自分の性格が日本語の時とは微妙に変化することに気づき、言葉の面白さに魅せられ、大学で言語学を学ぶ。卒業後も社会に適応できず苦闘するが、三十代半ばでついに違和感の正体をつかみ、その過程を半生記『地球生まれの異星人』にまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    驚いたのが、異星人(本書内で、自閉症の妻をこう呼ぶ)の症例名、結婚後8年経ってやっと判明したということ。なんともまぁ、ものスゴい忍耐力(特に夫サイド)だと思う。妻の苦手なこと、こういうケースにはどうして欲しいのかなどなど、勉強になることも多かったが、最後の仕掛けにガッカリ。一杯食わされた気分で、結果的に内容自体もウソくさく思えてしまった。

  • 優希 さん

    高機能自閉症、いわゆるアスペルガー症候群の妻との生活をユーモラスに描いていますが、障害が判明するまでは色々大変だったことが伺えます。得意なことと不得意なことの極端さ、独特の言動などをしてしまうので、周囲に合わせるのは難しいのですよね。当事者なので、妻の抱えてきた歯がゆさに共感。ちぐはぐな夫婦が意識のズレを少しずつ克服していくのを見ながら、もっと理解が広まっていくといいなと思いました。特異な状況に置かれていることをエイリアンと表現しているのも言い得ていて妙。

  • おかむー さん

    「高機能自閉症」「広汎性発達障害」いわゆるアスペルガー症候群である妻と暮らす夫の視点から妻の姿を描くノンフィクション。…と思いきや、その妻自身が夫の視点という形で綴っていることがわかると意味合いがかなり変わりますね。かなり特異な妻の状態を“異星人”と称してしまうことに引っかかったけれど、これが妻自身の感じている世界との関係性を表しているのだと気が付けばやるせないものがある。そもそも夫も元々はかなり理解のない部類の人間という感じではあるが、知識もなにもなしであればこういうものだろうか。

  • ゆみ さん

    読み友さんのレビューを読んで手にとった。秘められた謎は如何に。これは!夫にも妻にも、忍耐力がいるなぁ、と思った。そして、謎は… 確かに。そこはひねらなくていいやん、普通でええやん!だった。

  • ぱんにゃー さん

    【「アミ 小さな宇宙人」も愛の話】 KYとか相手の気持ちがわからない とか言われますが 先入観なしに 相手の本心が見えるのかもしれませんね。 

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