天神信仰の成立 日本における古代から中世への移行

河音能平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784827311822
ISBN 10 : 482731182X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
22cm,205,12p

内容詳細

恐霊から超恐霊、そして神へ。太宰府で息絶えた菅原道真の無念の思いが中世の世界を開く。道真の霊魂を御霊神の一種と把握して、天神信仰の成立過程を具体的に解説。さらに、新しい見解を展開する諸論文も掲載。

【著者紹介】
河音能平 : 1933年兵庫県生まれ。1957年京都大学文学部史学科卒業。京都大学文学部助手、八代学院大学助教授、大阪市立大学文学部助教授・教授を経て、現在、大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • わ! さん

    天神を研究している高嶋先生が勧める研究者の著書だけあって、めちゃくちゃ面白い内容だった。例えば、菅原道真公と大威徳天の関係…天神は一種の怨霊であり、つまりは御霊信仰であるにもかかわらず、平安時代に始まった祇園御霊会とは少し異なった系統となっているのは何故かと云う疑問。そもそも祇園御霊会は、後には祇園祭となり、牛頭天王を祭神とした八坂神社の祭りとなる。ならば、もともとの祇園御霊会は、何の為に誰の御霊を祭る祭りだったのか…これらの疑問に、一挙に回答を与えてくれる、素晴らしい研究書ではあったのだ!

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人物・団体紹介

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河音能平

1933年3月25日、神戸市に生まれる。1957年、京都大学文学部卒業。1962年3月、京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学、4月同大学文学部研修員、64年12月同大学助手。1968年、八代学院大学(現神戸国際経済大学)助教授。1971年、大阪市立大学文学部助教授、80年同大学教授、96年定

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