明仁天皇と戦後日本 歴史新書y

河西秀哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800309686
ISBN 10 : 4800309689
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
追加情報
:
191p;18

内容詳細

「国民と苦楽をともにする」姿勢の原点を探る!政府・マスコミ・国民からの期待を通して見えてくる、戦後社会における天皇・皇室観の変遷を追う。

目次 : 第1章 新しい皇太子像の創出(誕生から敗戦まで/ GHQによる天皇制民主化策 ほか)/ 第2章 ミッチー・ブームとその後(「ご成婚」への評価/ 先例としての孝宮の結婚 ほか)/ 第3章 次期天皇への芽生え(積極的な外交のスタート/ アメリカ訪問の再浮上と日米のかけひき ほか)/ 第4章 新天皇の意志(天皇に即位/ 「国民と苦楽をともにする」 ほか)/ 終章 慰霊への思いと戦後日本(相次ぐ災害と被災地への思い/ 戦争の記憶への取り組み ほか)

【著者紹介】
河西秀哉 : 1977年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、神戸女学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 衛府蘭宮 さん

    文化平和国家の新日本を象徴するプリンス、孤独の人、理想の平民的核家族の夫、魅力も権威もない万年皇太子、国民に寄り添う天皇…と、メディアを通じて変遷する明仁像を追うとともに、ご本人が実際にどう歩まれたかを描く。教科書や新聞などの媒体で形成されたのが「国民」なので、その統合の象徴もマスメディアによってイメージが形成され変遷するというのも宜なるかなという感じです。

  • Toska さん

    戦後の明仁天皇イメージには想像以上に起伏があった。敗戦国・日本の再生を象徴する若きホープ、爆発的なミッチー・ブーム、その後も皇太子時代が長く続いたことによる「飽き」…身勝手な世論に振り回されたと言っていいのだろうが、そこで腐らずたゆまず象徴天皇としてのあり方を模索したのは本人の資質であろう。ただ、この人のおかげで「天皇は優れた人格の持ち主であるべき」というハードルが上がりすぎ、後継者にとっては痛し痒しかもしれない。

  • バルジ さん

    本書は戦後日本の歩みの中でその時々の情勢に左右され、時にはシンボルとしてマスコミや国民から理想を仮託された存在であった今上天皇の姿が浮かんでくる。 しかし皇太子時代には「憂鬱」や「孤独」などと評されることもあり、国民からは関心すら持たれない存在であった陛下が、自ら「象徴」としてのあるべき天皇像を模索し続け「国民と共に歩む天皇」として現在に至っているというのは興味深かった。言うなれば象徴天皇制は常にそのあるべき姿が模索され続ける「未完の象徴天皇制」なのだろうか。

  • Y_Kuroyanagi さん

    20160613ー20160623

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