基本情報
内容詳細
“あだ惚れ”とは、むなしい恋のこと。ねずみ色が粋なのは、あきらめの色だから。むなしい片恋でも思い切れないのは、惚れてしまったから。花魁の匂いは「裾風」。馬鹿の馬と不埓の埓で「馬埓」。北斎との邂逅を描いた「畸人」。人の心も花のように褪めやすい「桜褪」。高野長英の脱獄をめぐる遠山の金さんの「侠気」。天保改革の嵐の中、相変わらずの即席頓智で、ひとり気を吐く江戸っ子浮世絵師国芳と娘の侠風美少女登鯉を巡る人々の織りなす浮世模様、そして様々な、むなしい片想い。シリーズ第一作『侠風むすめ』が絶賛された、注目の第二弾。
【著者紹介】
河治和香 : 1961年、東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒業。日本映画監督協会に勤めるかたわら、江戸風俗画家の三谷一馬氏に師事して、江戸の風俗を学ぶ。『秋の金魚』で、第二回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。二作目となる『笹色の虹幕末おんな鍼師恋がたり』が評論家の絶賛を浴びる。別名による映画脚本作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO さん
読了日:2017/08/10
はつばあば さん
読了日:2017/07/06
こばまり さん
読了日:2022/02/19
onasu さん
読了日:2015/09/06
三平 さん
読了日:2015/09/03
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人物・団体紹介
河治和香
作家。日本大学芸術学部映画学科卒業後、CBSソニーを経て日本映画監督協会に勤める傍ら、江戸風俗画家三谷一馬氏に師事して江戸の風俗を学ぶ。2003年、『秋の金魚』で小学館文庫小説賞受賞。『がいなもん 松浦武四郎一代』で第3回北海道ゆかりの本大賞、第25回中山義秀文学賞、第13回舟橋聖一文学賞を受賞(本
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