都立中高一貫校10校の真実 白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段 幻冬舎新書

河合敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344983250
ISBN 10 : 4344983254
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
219p;18

内容詳細

6年間無料で超難関大学に合格?
話題の一貫教育、その虚と実。

2005年から始まった都立中高一貫校が人気の的だ。全10校の平均受験倍率は約7倍。そのメリットは6年間の中で先取り学習が可能なため、後期課程を大学受験の準備に充てられること。しかも同じ中高一貫でも私立は最低500万円もの学費がかかるのに、都立は授業料もすべてタダ。私立と都立の“いいとこ取り”をしたのが、都立の一貫校なのだ。しかし高倍率にもかかわらず、入学時に「学力試験」がないという矛盾もある。実はこのシステムは「ゆとり教育」の副産物なのだ。本当に都立の中高一貫は「お得」なのか。今春まで現場の歴史教師だった著者が、徹底検証する。

【著者紹介】
河合敦 : 1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。89年、日本史の教諭として東京都に採用され、2004年より都立白鴎高等学校・附属中学校に着任。教壇に立つ傍ら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。テレビ出演も多数。13年、東京都を退職。現在、早稲田大学教育学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    知らない話ですので興味深く読めました。良いことばかりではないことが印象に残りました。

  • future4227 さん

    真実というほどの驚きネタはないけれど、世間で思われてるほどいいことづくめじゃないよっていう警告にはなると思う。メリットとデメリットの両方を理解した上で学校選択することが大切だが、外からではなかなかデメリットが見えない。その点、白鴎中高で一貫になる前後9年間の指導経験を持つ著者は、問題点も正直に述べているので、実情がとても分かりやすい。本題とは関係ない「あとがきにかえて」のエピソードが一番胸を打たれた。教育の本質がそこにある気がする。塾教師必読の書である。

  • 太田青磁 さん

    54%の都民が教養教育を願う・努力万能主義は大きな誤り・白鷗は地元とのつながりの深い高校・学力検査は各教科の問題を出題することはできない。小学校の学習指導要領から逸脱した出題であってもならない・反復や訓練次第で高得点がマークできるので私立中学の入試と変わらない・難関校に下位層として入学すると6年間放置される・1期生の上位層は厚くない・中入生のトップ層と下位層の学力差は極めて大きい、さらに併設型の場合高入生が加わる・中高一貫校は忙しい上に中学生に教えなくてはならないという理由で力量のある高校教員に敬遠される

  • たつ さん

    問題提起にはなっていると思う。しかし金八先生に憧れ、養護学校や定時制で揉まれた高校教師の本ではない!くたびれている。初の中高一貫校で奮闘した本かと思いきや内部告発的内容であり、その中核にいたあなたはいったいそこで何をした?関係者諸氏の努力に対し。評論家ではなかったはず。とっとと辞めてくれてありがとう。若い先生方が都立改革の波の中で新たな力を発揮することを願う。

  • いくら さん

    特に目新しい情報はなし。費用対効果は抜群ってことは頷ける。

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人物・団体紹介

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河合敦

1965年東京都生まれ。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。テレビ番組「歴史探偵」(NHK総合)他に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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