チベット旅行記 上 講談社学術文庫

河口慧海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922784
ISBN 10 : 4062922789
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;15

内容詳細

仏典を求めて、鎖国のチベットに日本人として初入国を果たした慧海の劇的旅行記は、西蔵の風俗・習慣の第一級資料でもある。日本、インドでの周到な準備。いざ西蔵へ。艱難辛苦の道中。ヒマラヤの寒さ、盗賊、野生動物、厳しい地形、国境越え…。仏信で打ち勝ちチベット入国。厳重な警備をくぐり抜け、チベット第二の都市シカチェからラサへと向かう。

目次 : 入蔵決心の次第/ 出立前の功徳/ 探検の門出及び行路/ 語学の研究/ 尊者の往生/ 入蔵の道筋/ 奇遇/ 間道の穿鑿/ ヒマラヤ山中の旅行/ 山家の修行〔ほか〕

【著者紹介】
河口慧海 : 1866年、大阪堺生まれ。哲学館などに学び、東京本所羅漢寺の住職となる。のち僧籍を離れ、仏教の原典を求めて1900年チベットに入る。わが国最初のヒマラヤ踏破者。日本チベット学の始祖。その後も、中国、インド、ネパール、チベットを訪れ、「在家仏教」を起す。晩年は「チベット語辞典」の編纂にあたる。1945年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てつ さん

    長年積んどいた本。かなり昔に尊敬する大先輩に勧められた。感想は下巻で。

  • みなみ さん

    チベットに単身入国・帰国した河口慧海師の旅行記。旅立つまでの日本でのひと悶着もありつつ、旅行中での苦難をよく乗り越えたと驚き。一歩間違えれば命を落とすような場面が何度もあり、このように記録として残っていることに感謝。

  • eihuji さん

    1月頃読了。夢枕獏「キマイラシリーズ」で本書の存在を知りかれこれ四半世紀。機会があればいつか、のいつかがやって来た。河口慧海の語りを掲載新聞社記者による聞き書き形式。それだからかどうか、リアリティに修飾的なものが散見されるような無いような。虚実入り乱れながらそれでも明治30年頃に単身チベットへの密入国を思い立ち実行する慧海の情熱に脱帽。

  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね さん

    目的と身分がバレそうになり、また雪山で水も食糧もないまま進退窮まって凍死寸前になり、それでも何事もなかったかのようにまた前に進む。学んで説法をして病気を診てやる。金も荷物も欲しいならやるから持って行け。命を長らえさせるのは、昼までに食べる麦こがしとバター茶だけ。餞別は要らないから、その代わりに煙草と釣りを止めろ。・・・河口慧海、あんたスゴい坊さんだね。あんたの話を、いつまでも聞いていたいよ。

  • ともゑ さん

    明治時代、仏典を求めて鎖国中のチベットへ旅をした僧侶の実話。チベット人になりすませるレベルまで語学力を身に付け、体力作りにも取り組み、密入国のルート探しは厳重に、厳しい自然にも負けず進み続け、強盗や人の疑いも仏道の教え…というか機転と判断力と知識で切り抜ける。上巻の大部分はそんな苦難の道のりが続く。それでも絶景を味わい歌を詠むほど余裕ある精神。もはやプロのスパイも顔負けである。ラサ入り後は意外な仕事で有名になり国の重要人物とも交流を深め外交についても知る。大丈夫なのか…⁉︎下巻へ。

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