河出書房新社編集部

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小林清親 光と影をあやつる最後の浮世絵師 傑作浮世絵コレクション

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309623269
ISBN 10 : 4309623263
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
112p;26

内容詳細

光線画の魔術師、江戸情緒と文明開化、郷愁とハイカラをわたりゆく―詩情豊かな“東京名所図”から、花鳥・動物画、戯画・風刺画、歴史・戦争画、美人画まで…斬新な空間表現と多彩な画業を一冊に。

目次 : 「東京名所図」光線画の誕生/ 浮世絵師デビュー作/ 文明開化の東京風景/ 花鳥動物画/ 戯画・諷刺画/ 歴史画/ 戦争画/ 美人画/ 風景画ふたたび/ 肉筆画/ “光線画”の継承者 井上安治 小倉柳村

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NORI さん

    明治の浮世絵絵師・小林清親の人生を描いた「東京新大橋雨中図」を読んで、実際の作品を目にしてみたくなり。時には30以上の擦りを重ねたらしい、精緻な錦絵は、とても木版画とは思えない。 素晴らしい出来と引き換えに、多大な手間とコストが掛かることと、発達した写真により"報道画"の地位を失ったことで、廃れてしていってしまったことが惜しい。陰影、逆行気味の視点が多めで、特に光よりも影を意識したような作風は、新時代・明治の東京の活気と、黄昏時を迎えた古き良き江戸の面影が綯交ぜになっている。

  • ゆか さん

    大学三年の時近代文学の教授が「木下杢太郎も読んだことないのは、日本文学科にいる資格無し」的なことを仰っておりました。読まねばと思ったものの、その後授業で杢太郎が出ることはなく、日々の課題や読みたい本に終われ読まないまま卒業。三年前伊東で記念館を通り過ぎた時、教授の言葉がよみがえったのですが、文学に興味のない主人によりたいと言い出せず、通り過ぎてしまいました。そして今日この本でまた杢太郎と出会いました。「パンの会の詩人たち(白秋、光太郎、杢太郎等)は、清親の「東京名所図」に西洋文明に馴染んでゆく明治の曙光→

  • 3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛ さん

    以前、日曜美術館で愛弟子である井上安治が取り上げられていて、安治の作品に心惹かれた。小林清親は幕末から明治時代に浮世絵師として作品を残してきた。暁や夕暮れ、夜の風景画がとても素敵で、温かさや郷愁も感じさせる。明治の東京名所の作品がとても好き。光線画の魔術師と帯にある。風景画の構図や遠くの景色の細かい描写もきれい。美人画や戦争画、歴史画なども清親らしさが見れるのか、風刺画はタイプではなかったけど。 時々、東京名所の風景画をみて心満たされたい。

  • Tadashi_N さん

    写真と浮世絵の間に、光線画があった。

  • A さん

    以前から気になっていた絵師の本が安くなっていて衝動買いしてしまった。小林清親にはコミカルな風刺画のイメージがあまり無かったが、いろんな絵を描いていたみたい。それにしても彼の夜景画は素敵すぎて何度見ても見惚れてしまう、もう称賛の言葉も出てこない、メロメロ。本書で紹介されていた小倉柳村の絵も好きだったので調べてみたい。 『画布に猫』を見て思ったが、画家に限らず芸術家気質の人間というのは猫が好きな性分なのだろうか。

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