基本情報
内容詳細
オルフェウスは絵画、オペラ、バレエ、映画、さらには漫画にも登場する。亡き妻エウリュディケを求めて冥界に降りていった話は有名だが、その原話がどのように誕生し、伝承のなかで変容・変遷していったかは意外と知られていない。本書は、古代ギリシアから近代にいたる文学を渉猟しながら、伝説的な詩人の姿を跡づける。
目次 : 序論 オルフェウス像変遷の軌跡―古代から近代までの概観/ 第1章 オルフェウスとは何者か、その正体をさぐる―原初の詩人(Urdichter)としてのオルフェウス/ 第2章 ギリシア文学に見るオルフェウス像/ 第3章 ローマ文学におけるオルフェウス像/ 第4章 中世におけるオルフェウス/ 第5章 ルネッサンス詩文学におけるオルフェウス像/ 第6章 ヨーロッパ近代詩に見るオルフェウス像
【著者紹介】
沓掛良彦 : 1941年長野県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。東京外国語大学名誉教授。専門は西洋古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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