大作曲家の音符たち 池辺晋一郎の「傑作ア・ラ・カルト」

池辺晋一郎(1943-)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276200739
ISBN 10 : 4276200733
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
180p;21

内容詳細

ついに完結!! 22年にわたり続いてきた大人気『音符たち』シリーズ最終巻となる第11弾は、日本クラシック界の重鎮・池辺晋一郎が「言うならば、このシリーズのしめくくりとして『僕のわがまま』」で厳選した傑作集。
「広範なジャンルに作品を残した作曲家に限る」という同シリーズのコンセプトによりこれまでとり上げられなかったが人気の高い作曲家ショパンやヴェルディ、ワーグナーはもちろん、リスト、グリーグ、ブルックナー、サティ……そして、大トリのドビュッシーまで全24作曲家、各1章。その彼らが楽譜に定着された“音符たち”を「同業者」の視点でいじくりまわし、軽妙洒脱な筆致で、名作の名作たるゆえんを説き明かす。おなじみの駄洒落も連発!

【著者紹介】
池辺晋一郎 : 1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞3度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(うち3度最優秀賞)、放送文化賞、渡邉暁雄音楽基金特別賞、文化庁創立50周年記念表彰、JXTG音楽賞、紫綬褒章などを受章・受賞。2018年文化功労者として顕彰。東京音楽大学名誉教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂洋楽監督、姫路市文化国際交流財団芸術監督、世田谷区音楽事業部音楽監督ほか多くの文化団体の企画運営、コンクール選考などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    弾くより、聴くより、音楽は、楽譜を読むのが一番楽しい。演奏者のバイアスに影響されずに作品の神髄に触れることができる。そんな楽しさを満喫できる「音符たち」シリーズ。最終巻で、未登場の作曲家24人が一気に登場。「アナリーゼは避ける」とのコンセプトだそうだが、調性や和声進行に関する説明は詳細で、「生きたアナリーゼ」になっている。目玉は、随所に登場する「もしこうでなかったら」。通常の(凡庸な)作曲技法ならこうなる筈という例を示し、セオリーを見事に外す大作曲家の神業を浮き彫りにする。ちょっと駆け足だけど、いい本だ。

  • 都人 さん

    昔「N響アワー」という番組があって、その番組の最後に著者が5分ほど、この本に書かれた様なことを、本人のピアノ弾きで解説していた。その後作曲家の加羽沢美濃が引き継いだ。日曜日の楽しみだった。24曲が解説されているが、実際に聴いたのは「椿姫」のみ。楽譜が読めたらもっと楽しめる。

  • 鴨の入れ首 さん

    バロック時代から印象派まで、欧州音楽史に残る名曲24曲を厳選して解説した音楽解説書。音楽専門家あるいは楽譜を読める音楽愛好上中級者向け。音楽そのものの楽しさを割合分かりやすく解説した内容で、音楽についてもっと学びたいと思わせてくれる本でした。こういう本もあっていいと思います。

  • Go Extreme さん

    驚くべき自由さ・D. スカルラッティ「ソナタ」集 ユニークさ、自由さに驚愕・ヴィヴァルディ「ヴァイオリン協奏曲集《四季》」 シンプルながら、名曲!・ウェーバー《舞踏への勧誘》 音楽史上重要な作品・リスト「交響詩《前奏曲(レ・プレリュード)》 音の装飾に付した表情と意味・ショパン「夜想曲(ノクターン)」集 巨人が成し遂げた奇跡・ワーグナー「楽劇《トリスタンとイゾルデ》」〜前奏曲と愛の死 学習の成果と、自由奔放・ベルリオーズ「序曲《ローマの謝肉祭》 音楽以上の音楽・ドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》

  • Tatsuo Ohtaka さん

    「音符たち」シリーズ最終巻。24人の作曲家(ショパン、ヴェルディ、ワーグナー、ブルックナー、サティ、ドビュッシーなど)の名曲各1曲について、その魅力を軽快な文章と楽譜でいじり回す。普通の楽曲アナリーゼではお目にかかれない分析がとても興味深い。得意のダジャレもそこかしこに。

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