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進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線

池谷裕二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062575386
ISBN 10 : 4062575388
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2007
Japan

Content Description

大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで、中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。各種メディアで絶賛された書が、脳科学の若手研究者を交えた座談会を新たに収録して刊行。

【著者紹介】
池谷裕二 : 1970年静岡県藤枝市生まれ。薬学博士、東京大学大学院薬学系研究科講師。科学技術振興財団さきがけ研究員。専門は神経薬理学、光生理学。1998年、海馬の研究により薬学博士号を取得。2002年〜2005年コロンビア大学生物科学講座客員研究員。2006年に日本薬理学会学術奨励賞と日本神経科学学会奨励賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶち

    脳の話となるとたいへんに難しい話と思ってしまいますが、この本は慶應義塾ニューヨーク学院での中高生への講義をまとめたもののためか、面白く読み進めていけます。大脳生理学の専門的な内容を深く、しかも平易な言葉で解説してくれますので、知的好奇心がくすぐられます。人間の脳の働きである意識、心、言葉、記憶など最新の研究成果を交えながら説明してくれますので、今まで持っていた脳のイメージが変わりました。また、アルツハイマー病のメカニズムの説明は、近い将来に老いがひかえている私にはたいへん興味深いものでした。良書です。

  • Nobu A

    池谷裕二著書初読。「新・情報7daysニュースキャスター」でお馴染みの顔。残念ながらコメントで印象に残るものはないが、本著は強く印象に残った。こんなに知的な人だったのかと。経歴をググってみると、小学生の時九九や漢字が苦手だったが、東大入学卒業共に首席だったとか。意識とは何か、脳のダイナミック性やアルツハイマー病の原因等、随所の興味深い内容。「脳がそんなに簡単にわかってたまるか」と言葉遣いに人柄が滲み出る。同時に科学はデータの解釈学から大脳生理学の可能性と限界も見えてくる。著書に面白そうなタイトルが並ぶ。

  • HoneyBear

    脳科学の観点からは著名な先生方がいろいろな本を書いていらっしゃたり、メディアで発信したりされているが、私にはこの本が一番スリリングだった。

  • しゅり

    まるで自分がSFの世界にいるかのような衝撃を得ました。例えば世界は脳によって作られ、さらに脳は肉体によって作られていることや、心のありかは脳ではなく言葉にあることなどです。 マンガやラノベ、ゲームなどを違う角度から楽しめるようになる面白い本でした。読んで良かったです。

  • Gotoran

    海馬の大家の脳科学者池谷氏が、中高生に行った講義録。平易な言葉での双方向の対話であることから、非常に分り易い。小気味良く、臨場感たっぷり。脳の特性を解剖学的視点から、現在の脳研究成果を踏まえ、記憶とは、思考とは、を論じ、個性や心とは何かといった究極のテーマについてまで。また最先端の脳科学の網羅的な解説と自身の研究データの披露も。脳科学のみならず、認知心理学や哲学にも繋げることができる。ワクワク、ドキドキ、もっと知りたいという知的好奇心を満たしてくれた良書。

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