絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉

池田晶子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062205870
ISBN 10 : 4062205874
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
130p;18

内容詳細

目次 : 不安の正体/ 人間の品格/ 社会と現実/ 他人と自分/ 肉体と精神/ 存在の謎/ 自由の条件/ 人生の意味/ 死に方上手

【著者紹介】
池田晶子 : 1960年8月21日、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科を卒業。文筆家と自称する。池田某とも。専門用語による学問としての哲学ではなく、日常の言葉で平易に哲学を語る「哲学エッセイ」を確立して、幅広い読者から支持される。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を語り続けた。『14歳からの哲学』などの著述で話題を呼ぶ。著作多数。2007年2月23日、癌により没す。その業績と意思を記念し、精神のリレーに捧げる「わたくし、つまりNobody賞」が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • モリー さん

    屁理屈のように感じてイライラします。私たちが漫然と受け入れている常識をひっくり返されるからです。例えば、次のような言い回しをします。《「信仰の自由」というあの言い方は、それ自体でおかしい。「信じる」というのは、自在に考える自由を放棄して、ひとつの考えに縛られることでしかないのだから。》(p.92)しかし、イライラの真の原因は、真実に気づかされても、私がれを素直に認めたくないからなのかもしれません。ある意味、池田晶子さんはソクラテスのような哲学者だと思います。虻の一刺しのような強烈な痛みで目が覚まされます。

  • ルル さん

    考えることが好きな人はぜひ(*^-^*)1ページ、1項目。好きなトピックへの思考を深められます!

  • ケイティ さん

    生きるために食べるのか。食べるために生きるのか。 健康に生きるために野菜を食べてジムに通う。で、それはなんのための健康? 他の動植物を殺して食べてまで生きる。そんな残虐なことをしてまで生きる理由があるか。そこまでして生きるほどの価値ある自分であれ。 『生きるということに対して自分なりに向き合っていこう』

  • ほよじー さん

    ★★★★★「先が見えない不安」は当たり前。萎えずに生き抜くことが出来たかが人生の価値。「幸福」も「自由」も形なき概念。追い求めても得られない。存在するのは「現在」だけ。現在しか生きることはできないのだから、今、為すべきことを為し、愛せるだけ愛する。「民族」も「国家」も近代以降の概念であり存在しない。存在しないものは愛せない。「社会」とは他人の集まり。「病気」は本当の自分に還るチャンス。「死」は人生のどこにもない。人生には現在しかない。人生は一回きりで過ぎてゆき、二度と戻らない。だから人は巡るものを求める。

  • Yuko さん

    あんなに愛読していたのに あんなに彼女の死にショックを受けていたのに それから自分はなにをしていたのだろう 空虚な言葉と、軽率な行動で、不自由な自分を生きていただけなのだろうか サンタさん🎅さんから長女へのプレゼントの一冊 2020年「自由」を目標に掲げた自分への 強烈なパンチプレゼントだったのでした

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人物・団体紹介

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池田晶子

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を、語り続ける。2007年2月23

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