木の声が聞こえますか 日本初の女性樹木医・塚本こなみ物語 ノンフィクション・生きるチカラ

池田まき子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265042876
ISBN 10 : 4265042872
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
22cm,157p

内容詳細

古木の治療や、樹木を他の場所に植えかえる移植を数多く手がけ、弱った木々を何度もよみがえらせてきた「樹木医」、塚本こなみ。長年、木に寄り添い続けた彼女が伝える、木からのメッセージと、生命の姿。

【著者紹介】
池田まき子 : 1958年秋田県生まれ。児童書ノンフィクション作家。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • びぃごろ さん

    小学生向きノンフィクション。樹齢130年を越える3.5t〜5tの大藤4本の移殖は前代未聞。準備の根切りをしてから1年半、真冬の一番寒い時期にトレーラーで20qをゆっくり進み2年をかけて無事定植できた話。また、樹木医としての成功から、本当に木は治療を望んでいるのかという疑問、環境や自然を守るというのは傲慢で、私たちこそ自然の恩恵を受け守られているーと木や自然を畏れ敬う気持ちが響く。「1本の木にも人と同じ命があり、生きてきた歴史がある。寄り添って触れて、木の声を聞いてください」

  • 雨巫女 さん

    テレビのドキュメンタリーで「あしかがフラワーパーク」の大藤をみて、塚本さんの事を知りました。ジュニア版ですので、色々わかりやすかったです。死ぬまでは、大藤にあいに行きたい。

  • スターライト さん

    自然を大切にするー。そのことに異議を唱える人はいないと思うが、それを日々実感するのは難しい。本書は1991年に始まった樹木医の資格制度の第二期生として、また初めての女性樹木医となった塚本さんの物語。それまで誰も手掛けなかった大藤の移植を試行錯誤と同業者の協力で見事成功させ、その後着実に歩んだ道のりを描く。いつも成功したわけではなく、移植を依頼された時にはすでに手遅れだったり、フォローの不十分さから無に帰してしまったこともあったが、自然の大切さを実感するからこそそれをバネにできたのだろう。

  • いよの缶詰め さん

    女性で初めて、樹木医になった塚本こなみさんの物語。足利フラワーパークにある大藤を始め、彼女は色んな樹木に触れてきた。時には苦渋の選択を迫られる時もあった。木だけでなく、人にも寄り添おうとする塚本さんの姿勢や想いがひしひしと伝わってきて、涙が出た。印象に残った言葉が「自然を守ろうと言うのは傲慢」。今まで自然と共に生きて来た筈なのに、何時の間にか征服というような形にしか見えない。ギルガメシュ叙事詩のレバノン杉がなくなる話や青柳のはなしに登場するもの達は「利便性に洗脳された者は怪物でしかない」と語ってくる。

  • 雨巫女。@新潮部 さん

    《私−図書館》【再読】テレビで、あしかがフラワーパークの大藤の夜間ライティングの秘密を見て、また読むことにしました。あしかがフラワーパークにまた行きたくなりました。

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人物・団体紹介

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池田まき子

1958年秋田県生まれ。オーストラリアの首都・キャンベラに30年在住後、2018年、仕事の拠点を秋田市に移す。小中学生向けのノンフィクションを主に手がけ、代表作に『クニマスは生きていた!』(汐文社/第64回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)、『自由への道 奴隷解放に命をかけた黒人女性ハリエット

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