真田太平記 4 甲賀問答 新潮文庫

池波正太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101156378
ISBN 10 : 4101156379
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
追加情報
:
16cm,595p

内容詳細

天下統一をなしとげた豊臣秀吉は、これまでとは人柄も変ったようになり、無謀な朝鮮出兵を号令。そこに豊臣政権のほころび目を見てとった甲賀忍びの頭領・山中俊房は、秀吉の御伽衆である又従弟の山中長俊に早くも手をまわし徳川方への加担を説く。ここに甲賀忍びと真田の草の者との凄絶な戦いが開始され、壷谷又五郎や女忍者お江の常人には推しはかれない活躍が繰り広げられる。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    前巻までのマクロな政治的歴史的な表のドラマから、この巻は忍びの暗闘の世界へ突入。展開は女忍び、お江が圧倒的死地に放り込まれ生還するまでがほぼ中心ではあるが、シンプルゆえに人が生きるということに力強く心揺さぶられるものを感じた。ただこのパートが長大な物語の中でどういう意味を持つのかいまのところまだわからない。

  • やま さん

    【再々読】血沸き肉躍る!!真田太平記㈣ 2010.12発行。大活字文庫。 上信州にまたがる真田家の領地を守るため、真田昌幸、長男・信幸、次男・幸村の活躍の物語です。 お、お江が…、甲賀の地に入って、甲賀の忍びの頭領・山中俊房の忍び集団に囲まれて、傷を負い…もう駄目かと思って…。甲賀を決死の覚悟で脱出しょうとした時、そこを通りがかった真田忍びの頭・又五郎の躰が…震えだし、お江が呼んでいるように甲賀へ向かいます。 豊臣秀吉は、我が子を亡くし、大政所(実母)を亡くしと、たて続きの不幸が重なり、心身ともに衰弱し→

  • とん大西 さん

    老い故の妄執、独裁が生む暴走…秀吉。英雄の香気を喪いはじめた天下人の周囲で漂う疑心暗鬼。呼応した忍びが暗躍する忍者武芸帖な第4巻〈甲賀問答〉。密偵、そして決死の攻防。潜伏、遁走、大脱劇は正にMission Impossible。真田の草お江と甲賀のラスボス山中大和守とのせめぎあいにゾクゾクします。このへんは池波先生の「忍者丹波大介」を読んだ時の高揚感と似たものがありましたゎ。老害秀吉−真田家面々も群像劇よろしく胸中複雑。家康の娘婿である信幸、秀吉庇護下の幸村。一枚岩だった真田に朧気な隙間が見え出しました。

  • 優希 さん

    草の者の動きに焦点が当たっているので、緊迫感がありました。それぞれの動きを丁寧に描き、息を飲む場面の連続です。甲賀と草の者の対決は池波正太郎の真骨頂というべきでしょう。戦国時代にいかに主人に仕えるかということは、人間関係や戦が左右するのですね。甲賀忍者と草の者の壮絶な戦いに臨場感を感じずにはいられません。忍びの世界の厳しさを見たようでした。徳川側に加担する甲賀と真田の草の者の壮絶な戦いから目が離せません。武将たちの影で動く者たちがいたことを実感しました。

  • 財布にジャック さん

    真田父子の動向や秀吉の朝鮮出兵は今回完全な脇役で、忍者一色の巻でした。お江、又五郎、田子庄左衛門、猫田与七、鈴木右近、柳生五郎右衛門、佐助にスポットが当てられました。特に女忍者のお江の敵地からの脱出劇には、はらはらドキドキさせられました。また鈴木右近が柳生家と関わることになって、ますます面白くなって来ました!

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池波正太郎

大正12年(1923年)東京・浅草に生まれる。昭和20年鳥取の美保航空基地で終戦を迎える。二十五歳の時、作家長谷川伸に師事し、脚本家になることを決意。三十七歳、「錯乱」で第四十三回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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