アンソロジー そば

池波正太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865061079
ISBN 10 : 486506107X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

粋なそばも田舎そばも!!そばっ食いがするっと食べる、38篇。

目次 : 蕎麦(池波正太郎)/ 蕎麦に寄り添う(島田雅彦)/ 並木薮蕎麦―江戸前ソバ屋の原点(杉浦日向子)/ 浅草・並木の薮の鴨なんばん(山口瞳)/ 噺家と蕎麦(五代柳亭燕路)/ あほのそばっ食いの最期(町田康)/ 蕎麦屋(吉行淳之介)/ そば命(群ようこ)/ いたちそば(東海林さだお)/ 蕎麦(松浦弥太郎)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    文筆業に携わる方を中心として様々なジャンルの著名人たちによる蕎麦のお話。このなかでは唯一、黒柳徹子さんの「わんこそば」は昔うちにあった徹子さんの著書で読んだことがあった。他にもいっぱい、こういう可笑しくて可愛らしい徹子さんらしいエピソードが書かれていたような記憶があるなあ。それから檀一雄さんの「わが家の年越しソバ異変」の思わぬハプニングで盛り上がる年越しの様子が面白くて微笑ましい。とにかく蕎麦の話題いっぱいで無性に蕎麦が食べたくなる。表紙のかけ蕎麦の写真だけでももう堪らんです^^;

  • 紫綺 さん

    池波正太郎をはじめ、タモリや黒柳徹子など多くの著名人が語る「そば」だらけの38篇。食べ方、味、材料、思い入れ、こだわり、歴史など多岐にわたる内容で勉強になる。みなみらんぼう「初めてソバを打つ」が良かった。

  • chimako さん

    若い時分は蕎麦独特のあの香りと舌触りが苦手で全く食指は動かずうどんばかりを食べていた。たぶん義母の打つ蕎麦がターニングポイント。義母の蕎麦は言うところの田舎そば。太いも細いも厚いも薄いも有り、色が黒くてごわごわしていた。連休やお彼岸やお盆や舅姑の命日には朝から麦を打つ。義母のが亡くなってしばらく経ってから「もうあの蕎麦をは食べられないのだな」と突然ものすごく寂しくなったのを思い出す。蕎麦打ちを教わっておけば良かった。さて、この本。どこを開いても蕎麦である。写真も魅力的。とにかく表紙のかけ。たまらない。

  • ひさか さん

    2014年12月刊。各界の38人、38編のそばにまつわるエッセイ。多彩なお話で、素敵な写真もあり、読んでいるとそばが、もの凄く食べたくなりました。

  • あじ さん

    そばに酒、大人の乙な愉しみ方を私はまだ知らない。諸先輩方がそばを啜りながら、酒との付き合いを綴(つづ)る啜(すす)る。私が抱くそばに対する物足りなさは、これだったかと合点した。もう暖簾の前で回れ右はなしだ。そばで酒を飲んでもいいのだ。昼間からコックリトックリ盃を傾けても、咎められない粋な嗜みを身に付けたい。それからだ、そばの旨さを語れるのは。今はまだそばを下手に啜る音に置き換えて弁明したい。そばの味わい方の極意を学びました。

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人物・団体紹介

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池波正太郎

1923年、東京浅草生まれ。新聞社の懸賞戯曲に2年続けて入賞し、それを機に劇作家に。長谷川伸に師事し、新国劇の脚本や時代小説を書く。60年、『錯乱』で直木賞、77年、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズを中心とする作家活動に対して吉川英治文学賞、88年、菊池寛賞を受賞。90年

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