陰獣・白昼夢・孤島の鬼 江戸川乱歩全集

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806066309
ISBN 10 : 4806066303
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
追加情報
:
18cm,278p

内容詳細

昭和36〜38年発行の桃源社版全集全18巻を、外函と外カバーを付して復刻。全作品にわたって、著者自身が旧版を入念に通読し、漢字や仮名の遣い方を著者なりに校訂。本巻は「陰獣」ほか全3編を収録。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ロドヴィーコ さん

    江戸川乱歩初読み。恥ずかしながら、怪人二十面相のイメージしかなかった。時代背景もあり、当然古めかしい表現が多いが、それが妖しさを一層際立たせていて、とても引き込まれる。また、主人公の手記のような書き方が、現実の出来事のように感じさせ、面白く、そして怖い話だった。

  • かもい さん

    私の中で乱歩は、子供の頃読んだ「少年探偵団」のまま児童文学のイメージで手をつけていなかったのを開拓。うーんやられた、どっぷり浸りました。「隠獣」のもやで包まれたような読後感大好き。結末が不評で書かれた別verもあるようなのでそれもそのうち読みたい。「白昼夢」はこの短さでこのインパクト。日常と非日常、彼岸と此岸が混在している様に妖しい魅力があります。「孤島の鬼」は言わずと知れた代表作。諸戸の想いを純愛と取るのか狂気と取るのか…。ラストの箕浦の台詞がゾッとする。「愛の反対は無関心」の格言を思い出しました。

  • 白々 さん

    白昼夢の後に引く訝しさがすごく好きだなぁと再読して思った。孤島の鬼がすごく面白くて、一気に読んだ。諸戸の終盤での切々とした告白やあの行動は、地上に絶望していたことを思わせ、切なくなるものだった。諸戸さんの気持ちを知りながら普通に次の恋をして、結婚するというのがすごいなと思う。ただ、活体実験の様子や、鬼気迫る話ぶりなど、乱歩の恐怖を煽り昂らせる文体にまんまとやられてしまい、そういった怪談めいた話が苦手なので読み進めるのが怖くなって、少し困ってしまった。

  • けい さん

    背徳的なものを読んでいる気がするのはどうしてだろう。人の死が残酷で生々しいわけではない。人の心の有様がなんだか残酷で生々しい。当時の剥きだしな表現や奇妙な事件とあいまって隠れて読まなきゃいけない気分になる。こわいものほど見たくなる。『青白い滑らかな皮膚の上に、格好のいいなよなよとした項の上に、赤黒い毛糸を這わせたように見えるそのミミズ脹れが、その残酷味が、不思議にもエロティックな感じを与えた。』

  • かおりーぬ さん

    夏の終わりに江戸川乱歩!と思って手に取ったんだけど、怖かったよ〜。そして素晴らしく面白かった!特に孤島の鬼。寝不足になりました。妖しい文体に、おぞましい要素がてんこもりな物語。ストーリーも大スペクタクルと、面白いと思う要素が全部詰まってるじゃないか!こりゃ寝れないわ!と、怖さと面白さに震えながら読みました。陰獣の人間心理の恐ろしさと、白昼夢の夢に出そうな気味悪さも良かった。熱帯夜に読むと体感温度が2度下がりますよ…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

江戸川乱歩

1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌の編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以降、探偵小説を次々と発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」など。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

プロフィール詳細へ

江戸川乱歩に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品