抗争 巨大銀行が溶融した日 朝日文庫

江上剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022648655
ISBN 10 : 4022648651
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
397p;15

内容詳細

震災義援金の振込集中でATMのシステム障害を起こしたミズナミ銀行。2年後、コンプライアンス統括部次長・橋沼康平の同僚が何者かに殺害される。橋沼は警視庁の齊藤と事件を追うが…。巨大化した金融組織の呪縛が招いた悲劇を描く長編ビジネス小説。

【著者紹介】
江上剛 : 1954年兵庫県生まれ。作家。早稲田大学政経学部卒。77年旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。97年第一勧銀総会屋利益供与事件で広報部次長として混乱の収拾に尽力。2003年退社。02年『非情銀行』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    池井戸さんももと銀行員ですが、早くやめたので作品はエンターテイメント系が中心となっていますが、江上さんはかなり支店長もされて、日本振興銀行にもかかわった人なのでかなり銀行業界の表と裏あるいは権力抗争についても知っているので、読んでいて楽しめます。あるメガバンクをモデルにしているのはすぐわかりこの人物は誰だろうと想像するのも楽しんで読みました。そこに殺人事件を織り込んでいるものの実際にあったようなことも書かれているのではないかとおもわれます。また映画化されると面白いですね。

  • じいじ さん

     都市銀行の管理職を辞して作家へ転身した著者が、古巣の巨大金融界を暴いた小説は面白くて一気読みした。精通した銀行の裏側が克明に綴られ、その緊迫感が伝わってくる。銀行を喰い物に骨の髄までしゃぶりつくす総会屋・暴力団の手練手管がリアルで面白い。頭取の引責辞任から始まる物語。再度の返り咲きを狙う男の、反逆役員への復讐が本筋見所だろう。苦言ひと言。話を広げ過ぎて登場人物が増え、焦点ボケを感じた。テーマを絞って厚みを出してほしかった。でも、初読みの江上剛のビジネス小説は面白かった。他の作品も読んでみたくなった。

  • はやぶさ0821 さん

    3銀行が合併し、その主導権争いの中で殺人事件が起こる。主導権争いの様子だけではあまり面白くないが、殺人事件が絡んだことで少しは話が面白くなってはいるが、ちょっと題材の割にはショボい内容に留まった感じ。次に読む作品に期待したい。

  • kobaton さん

    腐敗!人の道を逸れてまで守らねばならぬものってなんだ?罷りなりにも高等教育を受けた者なら、そんなものないはずだし、そんなつもりもないはずだ。それでも腐り切った行動を選択するのは、価値基準が世間一般のものとかけ離れているからとしか思えない...江上さんの銀行残酷物語。いくらなんでも大袈裟な...と、何度も途中で投げ出したくなったが、結末が気になって最後まで読み通した。どれだけ足を引っ張り合うんだよ、現実にはあり得ないだろ、というのは認識が甘いらしい。事実に根ざしているらしい事が解説で分かる。頭から腐るだな。

  • ゆーたろー さん

    元銀行マンである著者が自身の経験を基に、メガバンクの闇を描いた作品。大手を含む3行が合併し、巨大メガバンクが誕生するものの内実は、融合どころか旧行を引きずる派閥争いに終始しているミズナミ銀行。震災義援金送金の際、ATMでの送金不能となるシステム障害という問題でも結局その問題は解決されないまま、役員のすげ替えだけで乗り切ろうとする。そんな中、反社会勢力対応を担当していたコンプライアンス統括部の行員が何者かに殺害される事件が起きる。一体誰が、何の為に、真実は?という作品。さもありなんという内容が怖い(>o<)

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人物・団体紹介

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江上剛

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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