Books

たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

汐見夏衛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041120712
ISBN 10 : 4041120713
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

高校2年生のなずなのクラスメイト鈴白くんが突然命を絶った。彼の悩みに気づいていたらと後悔が膨れ上がり、鈴白くんと一緒に作った砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠ると、なずなは1ヶ月前に戻っていた。しかし彼はまた死を選んでしまい―。ループする中で、なずなは鈴白くんを救えるのか?学校では教えてくれない大切なことの全てがここにある!

【著者紹介】
汐見夏衛 : 鹿児島県出身。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。他に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『ないものねだりの君に光の花束を』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さてさて

    『この笑顔を、この世界から消してしまいたくない。鈴白くんを助けたい。どうしても、過去を、未来を、変えたい』。そんな思いの先に、最悪の結果を変えるために何度も”タイムリープ”を繰り返す主人公のなずな。この作品にはなずなの刻々と変化する心の機微を丁寧に掬い取っていく物語が描かれていました。”タイムリープ”そのものよりもその結果に重きを置くこの作品。高校生たちの脆く儚い”青春物語”が読み味たっぷりに描かれるこの作品。〈6章 叫び〉に切々と語られるなずなの言葉に、汐見さんの深い想いに感じ入る素晴らしい作品でした。

  • itica

    自殺したクラスメートにショックを受けるなずな。何故、彼の悩みに気づけなかったのか、できることなら時間を戻して止めたい。そう思って目を閉じた翌日、本当に時間が戻っていた。なずなは彼を救うことができるのか、じりじりしながらその時を待つ。結末は話せないが、弁論大会でのなずなの言葉に涙腺が決壊した。多くの人、特に十代の人に読んでもらいたいと心から思う。

  • えんちゃん

    あーもうこれはタオルが必要だった。ティッシュがぼろぼろ。なんでだろう頭が痛くなるくらい泣いてしまった。ある日クラスメイトが電車に飛び込んで死んだ。成績優秀で眉目秀麗まさに才徳兼備な優しい男子高校生が。なぜなぜなぜ。何度も過去に戻って阻止を試むふたりの同級生。自死を思いとどまらせることはできるのか。手に取りやすい表紙とタイトルだけど、これは軽めのタイムリープ小説ではない。生と死と命を見つめ直す重厚な物語だった。汐見さんが強く伝えたかったこと。あとがきで再び涙する。あー頭痛いよお。

  • sayuri

    作者のメッセージが心に響く作品だった。主人公は高校2年生の露草なずな。クラスメイトの鈴白君が突然命を絶った。勉強が出来て人望も厚かった彼が何故?自分に何か出来たのではないかと後悔に苛まれていたなずなだったが、鈴白君と一緒に作った思い出の砂時計に願いを込めると一ヶ月前にタイムループする。果たしてなずなは彼の自殺を止める事が出来るのか。生きていると良い事ばかりじゃない。人の悪意や汚れた部分を目にし絶望する事も多々あるだろう。けれど生きていれば未来が変わる可能性もある。今、苦しんでいる人に手に取って欲しい一冊。

  • CABIN

    自殺をテーマにした青春SFミステリー?誰もが認める優等生のクラスメイトが飛び込み自殺。自殺したクラスメイトを助けるために、主人公がタイムスリップを繰り返して自殺の動機を探ります。そしてたどり着いた答えとは…。作者のメッセージを痛いほど感じたけど、結論が曖昧でちょっとインパクトが薄い感じかな。日本では年間約2万人の自殺者がいて、自殺についてよく議論されてますが、結局本人しか解らないと思います。人は自分自身が導き出した信念に従って生きるしかないのでは…。お粗末な感想になってしまいました💦

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items