ふたたびの高校数学 大人のための再入門&再発見

永野裕之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799105344
ISBN 10 : 4799105345
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
573p;22

内容詳細

高校数学から大学数学の入口まで、学びやすく、理解しやすい独自の構成で解説。定理や公式に隠された「意味」がわかり、真の理解が進むのみならず、数学という学問の「全体像」も見えてくる。

目次 : 第1章 幾何学―説得術として発展した数学/ 第2章 代数学―方程式を解くための数学/ 第3章 解析幾何学―数と図形の統一/ 第4章 数論と数列―1、2、3…が一番難しい!?/ 第5章 解析学―関数と微積分/ 第6章 確率と統計―偶然を処理するための数学/ 第7章 大学への数学―線形代数と複素数平面

【著者紹介】
永野裕之 : 「永野数学塾」塾長。1974年、東京生まれ。暁星小学校から暁星中学校、暁星高等学校を経て、東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。高校時代に数学オリンピック出場。また、広中平祐氏が主催する「第12回数理の翼セミナー」に東京都代表として参加。数学と物理学をこよなく愛する傍ら、レストラン経営に参画。日本ソムリエ協会公認のワインエキスパートの資格取得。さらにウィーン国立音楽大学指揮科に留学するなど、多方面にその活動の場を拡げる一方、プロの家庭教師として100人以上の生徒にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nekozuki さん

    主に社会人を読者層として、高校数学を網羅的に復習することを目的として記述された本。高校生向けの参考書だと問題中心となるところ、本書は各テーマにおける重要公式とその証明が内容となっており、「社会人が高校数学を振り返る」という目的に最適。それなりの長編ではあるが、社会における各章の位置づけ(結局何の役に立つのか)といったいった、おそらく誰もが疑問に持つにもかかわず教員は教えてくれなかったことも説明してある。数学的な世界観の振り返りには良書だと思う。

  • PONSKE さん

    本書は、学び直しの本としては少し毛色が違う。大学の学問としての数学を意識した章の構成からもそれが窺える。筆者の言うように、高校の数学は公式の暗記で、「問題を解くこと」に傾倒しがちだ。しかし本来は、「なぜそうなるのか?」ということが大事で、この本では1つひとつの公式に対して証明を載せることで、理屈を示していた。その理屈を身につけるのも反復が必要なのだが。ちなみに、読後にセンター試験の問題をやってみたが、歯が立たなかった。僕はもっと基本のテキストに帰ったほうがよさそうだ。

  • ちくわ さん

    久々に高校数学に触れる。まず行列が消えた事に驚くが、同時にこの30年間授業内容にほぼ変化が無い事実に若干落胆。日教組の影響かは不明だが、時代のニーズに合わせて数理論理学と確率統計を厚くした方が社会に出てから有用では? スマホ全盛時代にメインの講義がガラケーだと学生も興味を抱かないよな…日本の教育は硬直し過ぎ? さて高校数学は一般人にとって数学の最終章であり、微分積分なるラスボスを倒せばクリア。ただクリアしても、達成感はあれど実社会で直接役立つ場面は相当少ない…ある意味では高校数学=ドラクエなのかも(笑)。

  • あや さん

    prime本。内容は受験生の参考書といっても過言ではなく、大人が仕事の合間にさっと読んで理解するには学生時代に苦労しなかったレベルの素養がいると思う。しかし内容はハードながらも基礎にしっかり寄り添っており、各公式の意味や理由・実用性まで言及。公式を暗記しなくても自分で導き出せるレベルまでサポートしてくれている。読んでいるだけでは理解が追いつかないところも多くあったが、こんな内容あったなぁと懐かしくなり、久々にノートの上で数字をこねくり回したくなってきた。

  • バケツ さん

    かなり厚いが、ページはきちんと分野分けされている。辞書や問題集というよりは読み物系の本で、なかなか面白かった。

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