ふらんす物語 新潮文庫 改版

永井荷風

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101069012
ISBN 10 : 4101069018
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
16cm,326p

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読書メーターレビュー

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  • ykmmr (^_^) さん

    小説っぽい、『紀行文』。『ふらんす』と平仮名にしている事から、もう想いを感じる。ベル・エポック後の仏が最も高揚した時代。色んな世情も混じえながら、あまり宜しくない事も、美しい文章で纏めて読者に伝えている。実はあまり知られていない、のんびりした農業国のフランス。魅力的な首都を始めとして、「嫌われない観光地」。この国の歴史や成り立ち、愛される理由をますます知りたくなる。まあ、本人はパリにはあまり行かず、リヨンで過ごした事が、また個性的であるね。

  • 優希 さん

    見て感じたフランスが描かれています。激しいフランスへの憧れ、文化への心酔、その地に足を踏み入れている幸福が感じられます。いかに西洋の世界を体験していることを喜んでいることか。だからこそ、帰国への絶望や名残惜しさや寂しさをもつづったのでしょう。フランスの伝統や風土が美しくて、恋の遍歴を味わっているような気分になりました。

  • みっぴー さん

    おフランス賛美が過ぎて、発禁をくらってしまった本です。うん、確かに東洋批判というか、まあ時代を考えれば文化に差があるのは当然です。が、確かにパリパリしつこいです(-_-;)中身は物語ではなく、フランス滞在記です。記述は主に街の様子や風俗、文化など。すっかりパリかぶれになった作者は日本に帰る船の中での落ち込み様が凄まじく、まるで修学旅行から田舎に帰る学生みたいでした。当時はテロの心配とかなくて少し羨ましいと感じてしまいました。

  • クプクプ さん

    非常に面白かったです。私はヨーロッパへ行ったことがありませんがフランスの魅力が伝わってきました。それなりに文字数は多いので読むのに時間がかかりますが読む価値がある本です。フランス人がトチノキの仲間のマロニエをどれだけ愛すかわかりました。永井荷風は女性が好きなようで、そのため文章にまろやかさがあり読みやすくなっていると感じました。私は新潮文庫をよく読みますが、その中でも特に完成度が高い一冊だと思いました。中村光夫さんの解説によると永井荷風はアメリカに4年、フランスには11か月半の滞在だったそうです。

  • よしよしニャンコ さん

    30歳くらいのおじさんが、美しい情景描写を駆使して、仏蘭西という国に対する、体を焼き尽くすほどの恋心をつらつらと語る。その有様はまるで、思春期の少年のよう。ひたすら侘しい。これが耽美派というのか。100年以上前の日本人が書いた文章ということで少し読みにくかったが、面白かった。

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永井荷風

1879(明治12)年東京生まれ。1903年より08年まで外遊。帰国後『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。主な作品に『〓東綺譚』『断腸亭日乗』がある。59(昭和34)年没

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