図説 吉原事典 学研M文庫

永井義男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784059008095
ISBN 10 : 4059008095
フォーマット
発行年月
2013年02月
日本
追加情報
:
368p;16

内容詳細

世界最大の都市であった江戸。その江戸一番の遊興場所・吉原は、実に三四〇年も続いていた。徳川幕府二六五年をも凌ぐ期間、吉原を存続させた強固で柔軟で狡猾なシステムとは、いかなるものだったのか?本書はその仕組みと実態を詳細に解き明かす。文化・流行の発信源で、花魁はセレブリティという華やかな部分はもとより、過酷な労働条件や仕置きについても隠さず触れた。江戸・吉原好き必読の決定版。便利な索引付。

目次 : 第1章 吉原はこんなところ/ 第2章 遊女の境遇/ 第3章 妓楼の人々と内部の構造/ 第4章 吉原の各種商売、働く人々/ 第5章 吉原の遊び方/ 第6章 遊女の生活と教育/ 第7章 吉原の暗黒/ 第8章 客のいろいろ/ 第9章 年中行事と紋日/ 第10章 火事と仮宅/ 第11章 吉原の歴史

【著者紹介】
永井義男 : 1949年福岡県生まれ。東京外国語大学卒業。1997年『算学奇人伝』で第六回開高健賞を受賞し、本格的な作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nyaoko さん

    この表紙の色っぽさに惹かれたのと「読メ遊郭部」の課題図書なので迷わず購入しました。永久保存版&予習にして復習本です。図説となってますが、思いの外図説は少なかったかも。それでも、大変読みやすく、吉原の成り立ち、繁栄と衰退、遊女達の値段や禿と新造等、女郎に至るまでの経緯、吉原で働く人々等など。大変面白かった。途中で何度も読み返してほぅほぅと一人ほくそ笑んでおりました。こうなると、もっと遊郭について知りたくなりますねぇ。

  • fu さん

    吉原の入門書として最適。吉原の繁栄は、妻や家族も容認するほど女郎買いに寛容な社会ゆえ。吉原と聞くと江戸時代の遊郭と思いがちだが、実際は昭和33年まで存続していた。(写真家荒木経惟は子供時代に三ノ輪に住んでいて、投げ込み寺で有名な浄閑寺が遊び場で吉原のお姉さんたちに可愛がってもらったらしい。)観光地吉原の名物・・・袖の梅(二日酔いの薬)、巻煎餅、甘露梅(梅の実をシソで巻いた砂糖漬。進物用)、最中の月(あんころ餅)など。

  • 猫丸 さん

    吉原の基礎を再確認するのに便利。あまり細かいところに踏み込むことなくneatに整理がなされており、読み易さは格別である。基本を押さえると言っても、知らなかったこと、誤解していたことなどもちらほら出てきた。新造出し費用は姉女郎負担、突出しは妓楼負担。籬は入り口と垂直設置。「二階で小便」は登楼の意味。起請文の文言に義理と本気の書き分けあり。仮宅営業に清搔なし。火災のほとんどは女郎の放火、処分はだいたい八丈島への流罪。

  • いづむ さん

    吉原細見(吉原のガイドブックみたいなもの)の講演を聞いたのをきっかけに読んでみた。吉原の遊郭は江戸幕府より長く続き一大文化を築いたので、独特のルールや美意識ができあがったのがよくわかる。でも遊女として生きるのは辛かったろうな。(図書館本)

  • 黒碕薫 さん

    わかりやすくまとめられているので、入門書としておすすめ。

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永井義男

1949年生まれ、97年に『算学奇人伝』で第六回開高健賞を受賞。本格的な作家活動に入る。江戸時代の庶民の生活や文化、春画や吉原、はては剣術まで豊富な歴史知識と独自の着想で人気を博し、時代小説にかぎらず、さまざまな分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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