鎌倉源氏三代記 一門・重臣と源家将軍 歴史文化ライブラリー

永井晋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642056991
ISBN 10 : 4642056998
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
256

内容詳細

頼朝・頼家・実朝の源家将軍3代。平氏を滅亡させた治承・寿永の乱から源家将軍の時代を清算する戦いとなった承久の乱まで、源氏一門や北条氏ら鎌倉御家人の動向を交え描く。「吾妻鏡」の世界がよみがえる。

【著者紹介】
永井晋 : 1959年、群馬県に生まれる。1986年、国学院大学大学院文学研究科博士課程後期中退。2007年、国学院大学博士(歴史学)取得。現在、神奈川県立金沢文庫主任学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こぽぞう☆ さん

    来週修善寺行くので「頼家」について調べろ!と同行でスポンサーの実母から命令が。で、なかなかない。やっとAmazonでヒットした本。頼朝、頼家、実朝の周りの人々の話が多い。頼朝の政治家としてのすごさもわかるが、政子を代表とする東人、後白河院〜後鳥羽院の朝廷側の思惑や偶然の成り行きが歴史を作る。この頃の人々はだいたいが藤原氏(東国にも)、源氏(朝廷側にも)、平氏の末裔を名乗るため、ややこしくならないよう新たな名字を名乗るから現代人にはかえってややこしい。積んである「承久の乱」も読まねば。

  • MUNEKAZ さん

    頼朝・頼家・実朝の三代をまとめた概説書。副題にあるように、同じ源氏の一族と有力御家人たちの動きやパワーバランスの変遷についても細かく触れているのが特徴で、これを上手く捌ききった頼朝に対し、政争に飲まれていった頼家・実朝という違いが鮮烈。ただ頼朝も致命的に読み誤った存在があって、それが妻・政子ら北条氏であったというのは何とも皮肉で面白い所。また承久の乱を幕府と後鳥羽院の対決としてだけでなく、源氏三代の幕府の中で生まれた歪みの清算であったとするのも印象的であった。

  • 遊未 さん

    源氏、平氏、そして朝廷(後白河)。そして、三者ともが一括りにできる訳ではないし、平氏負けたの裏側が書かれています。源氏三代は結果的に中国王朝成立後、重臣や王朝の一族が粛清されていく状況と同様に思っていましたが、源氏三代の権力基盤が弱かった分複雑で、それだけに生き残ることは大変困難でした。源範頼など平氏を見るより鎌倉に神経をすり減らしていた様子がうかがえます。表紙の大銀杏が懐かしいです。

  • キングトータス さん

    一番そうだったのか!と驚いたのは政子は頼朝の「正室」ではなく「妾」であったという部分。現代の感覚では正式な妻が正妻でそれ以外が妾だと思ってしまうが、一夫多妻の当時は公的な関係を結ぶために迎えるのが「正室」、源氏よりはるかに家格が低い家出身の政子や若狭局は先に結婚しても「妾」の扱いになってしまうという。政子の過剰な嫉妬や権力欲は自分の立場に対する不安に由来するのかもしれない。本書では比企氏の乱も主犯は政子ということになっているが・・どうだろうか?政子を弁護する本も読んでみたい。

  • wang さん

    本書全体でまた個々の事件の記述の前後で大局的歴史観が書かれているので、歴史の流れやその理由がわかりやすい。しかも大局観は個々の武人文人の立場などを研究した成果として見いだされているのが面白い。頼朝が巧妙な政治戦略を持っていたため、上手く立ち回り最後には最高権力を手に入れた流れは初めて知った。また北条家による権力簒奪の流れも。

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永井晋

1959年生まれ。國學院大學大学院博士課程後期中退(文学修士)國學院大學博士(歴史学) 専攻、日本中世史。神奈川県立金沢文庫主任学芸員を経て、関東学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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