君と過ごした、さよならの季節 ことのは文庫

水瀬さら

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867164921
ISBN 10 : 4867164925
フォーマット
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

「君は誰?」―高1の夏、ある出来事がきっかけで大好きだった野球から遠ざかり、学校にも野球部にも居場所がない柚原瑛太は、偶然立ち寄った図書館で真宮栞里と出会う。初めて会ったのになぜか懐かしい気持ちになった瑛太は、栞里のことが気になり、本が好きだという彼女と一緒に図書館で本を読むことになる。それは居場所を失った瑛太にとって優しく穏やかで心地の良い時間となる。だが、ある日それは突然の終わりを迎えてしまう―。野球ができなくなった少年と不思議な雰囲気を纏う少女が織りなす、図書館から始まる感動の青春物語。

【著者紹介】
水瀬さら : 『あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った』(アルファポリス)で作家デビュー。『涙の向こう、君と見る桜色』(ポプラ社)でピュアラブ小説大賞“大賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    高校野球の試合で自分の一つのプレーのせいで小さな頃からの先輩の夢を奪った瑛太は責任を感じて自ら野球部を去る。ある雨の日に偶然見つけた図書館で同じ本に手が伸びて出会った少女・栞里はなぜか雨の日にしか来られないと言うのだが、瑛太はやっと楽しみを見つけて毎日学校帰りに通うのだった。謎の美少女・栞里の正体とは?ファンタジー小説と青春小説が見事に融合し若い読者に元気と勇気を与え、結果はどうであれ挫けずに頑張る事の素晴らしさ・大切さを教えてくれます。老若男女全ての方にお奨めしたい傑作ですよ。#NetGalleyJP

  • 合縁奇縁 さん

    『――雨の降る日、僕は図書館で不思議な少女と出逢いました。余命×高校野球。ほんの少しビターでホットな青春ストーリー。』高1の夏、大好きだった野球から遠ざかり、学校にも野球部にも居場所がない柚原瑛太は、図書館で真宮栞里と出会う。本が好きだという彼女と一緒に本を読むことは、瑛太にとって優しく穏やかで心地のよい時間となるが…。野球ができなくなった少年と不思議な雰囲気を纏う少女が織りなす、図書館から始まる感動の青春物語。過去の出来事に引きこもり、いつまでも逃げ続けることは出来ないって分かっている瑛太。

  • よっち さん

    自らのミスで学校でも野球部にも居場所を失ったと感じていた柚原瑛太。そんな彼が訪れた図書館で不思議な少女・真宮栞里と出会う青春小説。雨か曇りの日だけ出会うことができる、本が好きだという彼女と一緒に図書館で本を読むことで救われてゆく日々。そんな居心地のよい時間が突然終わりを迎えてしまった理由。彼女の事情を知ったことをきっかけに、自分が抱えていた後悔にも向き合ってゆく瑛太には、彼を見守っていたり、励ましてくれる存在もいて、何より悩める瑛太の背中をそっと押してくれた栞里の想いがとても印象的な物語になっていました。

  • Roko さん

    自分がどうしたいのか、どんな気持ちでいるのか、うまく言葉にできないもどかしさが瑛太をかたくなにさせてしまっているのかな。表現は下手でもいいから、誰かに言えたら楽なのにね。だから栞里のようにさりげなく付き合ってくれる人の存在が大事だったのでしょう。嫌なことから逃げようとすればするほど、嫌なことが増えていくということに、瑛太は気付けるのかな?と思いながら読み続けました。瑛太には明日があるんだって、教えてくれたのは栞里でした。これが初恋だったのかなぁ?#君と過こしたさよならの季節 #NetGalleyJP

  • まる子 さん

    野球の大会で自分がミスしなければ…。そんな後悔をひきずり、野球部に戻れないでいた僕を君が救ってくれた。図書館で出会った君が本を通して勇気をくれた。そんな君がまさか…。野球、高校生、図書館、をつなぐひと夏のボーイミーツガール。瑛太と再び出会い、あの場所で過ごした栞里は決してかわいそうな子ではない。瑛太がこれからも「元気な子」でいるその姿を、彼女はのぞみ、背中を押してくれた。

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水瀬さら

神奈川県出身。『あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った』(アルファポリス、のちアルファポリス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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