貸本漫画集6地底の足音他 水木しげる漫画大全集

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784063775037
ISBN 10 : 4063775038
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
372p;21

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    貸本時代の怪奇漫画を収録した全集6巻。驚かされるのは、表題作である「地底の足音」だ。今作は、なんとラグクラフトの作品を原案とした漫画だというのだ。今でこそクトゥルフ神話で名の知られるラグクラフトだが、この漫画が発表された1962年当時、まだまだ通好みの作家だったはずだ。そのラグクラフトに早くも注目し、それを漫画に取り入れた水木しげるの目利きに感心させられる。

  • 望月衣塑子そっくりおじさん・寺 さん

    貸本時代の恐怖劇画集。今読むと大して怖くないかと思いきや、結構気持ち悪くて生理的に厭な部分が多かった。私は鼠が苦手なので、『ねずみ町三番地』は醜悪で参った。表題作の『恐怖の足音』も気持ち悪かった(=_=?(特に蛇助)。解説の東雅夫によると、これはラヴクラフト『ダンウイッチの怪』の本歌取りという事らしいが、それって要するにパクリ…………???。

  • 剛腕伝説 さん

    地底の足音、半幽霊など。絵のタッチは完全に後の作品と同じようになっている。

  • スローリーダー さん

    幽霊の漫画家(半幽霊)、遭難した挙句半ねずみになる中学生の水木しげる(ねずみ町三番地)、娘を嫁にしようと狙う妖怪白山坊(庭に住む妖怪)、聞くと霊になる不思議な笛(亡者の笛)、異次元の怪物(地底の足音)。幽霊、化身、妖怪、魔物、怪物とバラエティ豊富な怪奇ミステリーのアンソロジー。状況に対しての人物ポーズに違和感があるのは外部の資料をトレースしていると思われるが、P.291左上のコマの表情は学生ではなくてオーソン・ウェルズに見える。解説者は「地底の足音」が翻案ものだと説明しているが、原作未読の為分からない。

  • 大臣ぐサン さん

    大先生の本領発揮。貸本時代の怪奇短編集。『半幽霊』『ねずみ町三番地』『庭に住む妖怪』『亡者の笛』『地底の足音』収録。貸本時代の怪奇物は後年の作品に比べて作画は荒いが、その分おどろおどろしい雰囲気と迫力が段違い。貸本の雰囲気を真空パックしたような製本も素晴らしい。今までなかなか読むことができなかった作品群だが、大先生の魅力が詰まった作品たち。一読の価値あり。

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人物・団体紹介

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水木しげる

1922年生まれ。鳥取県境港市出身。太平洋戦争時にラバウルに出征し左腕を失う。紙芝居作家を経て、漫画家となる。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『日本妖怪大全』などがある。1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章を受章。2007年に『のんのんばあとオレ』が仏・アングレーム国際漫

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