畏悦録 水木しげるの世界 角川文庫

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041929254
ISBN 10 : 4041929253
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
追加情報
:
15cm,361p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コンチャン さん

    水木しげる先生の短編が収められた一冊でした。この短編がどのような経緯で書かれたのかをよく知りませんでしたが、他の読者の人たちの感想を読ませてもらって、その背景などを知ったうえでもう一度読み返すと、また新しい発見がありますね。ユーモアあり、皮肉あり、ホラーあり。色とりどりな内容でした。

  • めがねまる さん

    面白かった!「血の末裔」の他にも「炎天」という小説を下敷きにした漫画(「暑い日」)があって、怪奇小説の漫画版って結構あるんだなと思った。マシスンの吸血鬼譚「血の末裔」を漫画にした「血太郎奇談」の他には「終電車の女」と「コケカキイキイ」が印象に残ってる。「終電車の女」の霊界の女が好き。生と死は厳然と別れているのに漫画では別れたまま不思議と地続きになっていて交流があるのが独特の味になっている。

  • とんかつラバー さん

    ヘンラヘラヘラ…公害病になった人を製薬会社が薬漬けにして殺すえげつない話であるが、呪いをこんな形で描けるのは水木先生だけだと思う。一番病はかの手塚御大を皮肉った話であるが、高度成長期の人々を経済的に豊かになっても幸せからは程遠いと水木先生が見ていたのが感じ取れる。終電車の女の山本は氏の作品では珍しいイケメンであるが、幽霊に好かれるにも顔次第という事なのか。

  • kamome555 さん

    「心から怖がることを忘れた人間。これこそが畏悦録の示す本当の恐怖だろう」という後書きのとおり、ちょっと狂った状況なのにそうと分からなくなってしまっている社会や人間の怖さが描かれている。個人的な利益に向かって邁進するあまり畏れを忘れる怖さ。感覚が麻痺してないか、畏れるべき状況に「危ない」と言えているか…。『コケカキイキイ』は水木サンの言いたいことがよく伝わってくる短編。

  • Kavi さん

    妖怪なのか、物の怪なのか。水木ワールドを踏襲したホラー漫画。絵の不気味さもあいまって、なかなか強烈。水木しげるの漫画はちゃんと読んだことないことに気がついたわ。

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人物・団体紹介

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水木しげる

1922年生まれ。鳥取県境港市出身。太平洋戦争時にラバウルに出征し左腕を失う。紙芝居作家を経て、漫画家となる。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『日本妖怪大全』などがある。1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章を受章。2007年に『のんのんばあとオレ』が仏・アングレーム国際漫

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