劇画近藤勇 星をつかみそこねる男 ちくま文庫

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480023261
ISBN 10 : 4480023267
フォーマット
出版社
発行年月
1989年07月
日本
追加情報
:
15cm,554p

ユーザーレビュー

総合評価

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新撰組の評価は分かれるところだと思います...

投稿日:2021/06/27 (日)

新撰組の評価は分かれるところだと思いますが、人殺し集団ではあったことは確かだと思います。水木先生から見た近藤勇や新撰組は惨めだったのでしょうね、

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いなぎ さん

    なんだか無闇に可愛い近藤勇であった。冒頭の「ペリーちゃんが去ったと思ったら ロシアのプーチャンが間もなく下田にやって来て幕府をおどろかせた」でまず心を掴まれた。以下お気に入りシーンだが、漫画なのに文字だけでも楽しい。▼「勇たちはまず 松井八十五郎氏のまな板のようなその巨大な顔に度肝を抜かれた」▼「武士道ってほんとにすばらしいですね」「そうだ なにかというとすぐ腹を切るのだ」▼「フシェー」「武士が地面にはらばいになるなんて恥だ」「アタマ ダシタラ タマ トンデクル」「フシェー」

  • 散歩いぬ さん

    美化されていない新撰組は単なる暴力組織である。近藤勇は出世欲に振り回された人間であり、ラストの小六のセリフと水木翁のあとがき「芋畑で芋を作りながら天寿を全うしたほうがよかったのかもしれない」には参った。水木しげるはニヒリズムの人だ。

  • またの名 さん

    面長の相手がデカ顔な近藤勇と見合いして「なにしろ私の家系は四角いものですから 長いのをまじえますれば 立派な長四角となり」などと勇の父が述べたのは史実か水木ギャグか、判断しかねる。厳しい規律を課す法度のことを真剣に忠告する山南に「真剣はいいけどあんたどこまでついてくるの 妾宅まで来るの」と勇が追い払うに至っては、「いささか滑稽な豪傑」として勇を理解しようと思った著者のフィルターが仕事し過ぎではと懸念させる域。幕末の混乱の中で様々な勢力が盛衰したはずだが破格に記憶されてる新選組という現象を、改めて考える。

  • シマウマヒツジサイ さん

    どこからどこまでが史実か、細かいところまでは図りかねますが、きっとこういう人だったんだな、と納得させられる緻密さ。私にとって初・水木しげる作品です。今時の漫画を読み慣れてるのでコマ割りに最初読みにくさを感じましたが、デフォルメされたキャラクター達から発せられる人間味に圧倒されました。

  • aiai さん

    歴史上の人物はどこか近寄りがたく、親近感が無い。だがここにいる近藤勇は悩むし判断も鈍るような普通の男。最後は覚悟を決めていたのか、やりきった感なのか、果たして悔やんだのか。彼が斬首された時の気持ちは誰にもわからない。余談だが、ここで描かれる土方は格好良くもないただのおっさん。それがやけに新鮮で愉快だった。

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人物・団体紹介

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水木しげる

本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2

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