症例でみるよくわかる創傷の陰圧閉鎖療法

水原章浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784906829507
ISBN 10 : 4906829503
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
101p;26

内容詳細

本書の特長

◆陰圧閉鎖療法(以下NPWT)は難治性創傷に対する画期的な治療法であり、とくに滲出
 液の多い創傷やポケットのある創傷、浮腫のある創傷がよい適応になり、具体的には外
 科手術後の離開創や糖尿病性足潰瘍、褥瘡などに施行されます。
◆最近は、病棟だけでなく、外来においても保険算定が可能なNPWTシステムも市販され
 るようになり、看護師が最も医師と共同しやすい医療行為の一つで、創傷を扱う医療施
 設ではいまやルーチンな治療手段となっています。
◆一方で、1ヵ所の創傷にNPWTを装着するのに1時間あまりかかる医療施設や、装着の実
 際や合併症対策などに関して理解の不十分な施設も多くあります。
◆NPWTが保険収載された2010年4月から、数多くの症例を治療してきた国内でも屈指の
 施設での豊富な経験をもとに、NPWTの適応や装着方法のノウハウ、管理のしかた、禁
 忌や注意点、蓄積された工夫の数々を披露します。
◆本書は、医師ならびに看護師、コメディカルスタッフが理解しやすいように、実際の症
 例を多く挙げながら、ビジュアルでわかりやすく学ぶことができ、実践につなげること
 ができるようにしました。

[目次]
T.陰圧閉鎖療法の概要、歴史、理論
  1)NPWTの歴史背景
  2)NPWT治療システムの開発の経緯
  3)NPWTの作用機序とその効果
  4)理論
  5)適応
U.さまざまな創傷に対する陰圧閉鎖療法
 1.総論
  1)陰圧閉鎖療法とは
  2)効果・機序
  3)種類
  4)NPWTの適応と禁忌・非適応
 2.糖尿病性足壊疽に対する陰圧閉鎖療法
  1)はじめに
  2)糖尿病性足壊疽の発症のメカニズム
  3)糖尿病性足壊疽におけるNPWT
  4)症例別のNPWTの実際
 3.術後離開創に対する陰圧閉鎖療法
  1)はじめに
  2)NPWTを始める前に
  3)実際の症例
  4)禁忌、注意点
 4.褥瘡に対する陰圧閉鎖療法
  1)実際の装着
  2)仙骨部褥瘡のNPWT施行上の注意
  3)吸引圧を下げてみた
  4)症例提示
  5)管理上の注意点
 5.分層植皮術に対する陰圧閉鎖療法
  1)はじめに
  2)分層植皮片のNPWTによる植皮片固定の利点
  3)分層植皮片のNPWTによる植皮片固定の注意点や留意点
  4)症例提示
 6.外来における陰圧閉鎖療法
  1)はじめに
  2)外来で行うNPWT
  3)SNaP?とPICO?の違いとは
  4)実際の症例
  5)まとめ
V.陰圧閉鎖療法の看護上のポイント
 1.一般創傷
  1)はじめに
  2)異常の早期発見
  3)陰圧負荷の確認
  4)リークの予防
  5)NPWTシステムの選択
  6)術後離開創に対してのNPWT
  7)痛みのケア
  8)栄養状態の改善
  9)おわりに
 2.褥瘡
  1)はじめに
  2)NPWTに関わる看護師の役割と実際
  3)症例呈示
  4)まとめ

■執筆者
 水原 章浩 医療法人三和会東鷲宮病院副院長
 大浦 紀彦 杏林大学医学部形成外科兼担教授
 井原  玲 杏林大学医学部形成外科助教
 清家 志円 杏林大学医学部形成外科助教
 岩科 裕己 杏林大学医学部形成外科医員
 木下 幹雄 東京西徳州会病院副院長/形成外科部長
 丹波 光子 杏林大学医学部付属病院看護師長   
 田口 明美 医療法人三和会東鷲宮病院看護師長

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水原章浩

医療法人三和会東鷲宮病院院長。褥瘡・創傷ケアセンター長。日本褥瘡学会評議員、日本外科学会認定医。筑波大学附属病院、東京女子医科大学第二病院、自治医科大学大宮医療センターなどでの勤務を経て、2001年に東鷲宮病院循環器・心臓血管外科副院長として着任。2017年院長に就任。2002年に同院の褥瘡対策委員

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