靖国戦後秘史 A級戦犯を合祀した男 角川ソフィア文庫

毎日新聞靖国取材班

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044058074
ISBN 10 : 4044058075
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

問われ続ける「靖国問題」の根幹、A級戦犯合祀の驚くべき真相!

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読書メーターレビュー

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  • うーちゃん さん

    「秘史」というタイトルに偽りない内容。靖国神社は敗戦直後、GHQの先手を打って改名しようとしていた▽夏の風物詩「みたままつり」は参拝客や戦死者の遺族の減少をにらんだ生き残り策だった▽A級戦犯の合祀に踏み切った筑波宮司は、神社の国家護持など望んでいなかった−−などなど8月15日前後のニュースを読んだり見たりするだけでは分からないエピソードが盛りだくさん。これぞ新聞記者の仕事だ。しかも、毎日新聞とは多くの問題で考え方が違う読売新聞の渡辺恒雄主筆の小論文が巻末に収められている。これも読ませる内容だ。

  • takao さん

    ふむ

  • サブロウ さん

    所謂A級戦犯合祀を行った経緯、松平宮司の来歴から、白い共産主義者と名乗った元皇族の前筑波宮司の思い、占領期初期の戦後靖国の改革案、国家護持法案の舞台裏、千鳥ヶ淵墓苑をめぐる争いなど多岐にわたるトピックを、興味深いエピソードとともに紹介していて面白かった。その靖国の戦後の歩みから、特に戦後初期の奇抜な改革案やリベラル派筑波宮司の考えなどから、靖国のあり方、慰霊施設のあり方について再考させられる。靖国について右派左派問わず表面的な議論ばかりが、国家国民としてどう戦没者を慰霊するのか本質的な議論をすべきだ。

  • hr さん

    靖国神社宮司・松平永芳についての取材記。彼がA級戦犯を合祀した。合祀するに至った彼の歴史認識には疑問。彼の認識の根拠となった平泉澄の「皇国史観」も紹介されている。農民史を否定する平泉の言葉(「豚に歴史がありますか。百姓に歴史がありますか」)は恐ろしい。松平と対比させて、A級戦犯を合祀しなかった宮司である筑波藤麿にも誌面が割かれる。この人物は、旧厚生省側(軍人出身者の多い部署)からの執拗な合祀要求を保留してきた。巻末には渡辺恒雄の「靖国論」。渡辺は、A級戦犯が合祀された靖国への首相の公式参拝を否定している。

  • tecchan さん

    国家護持法案、A級戦犯合祀、首相公式参拝など、靖国神社をめぐる様々な争点をわかりやすく解説している。特に、A級戦犯合祀がなぜなされたのかを、靖国神社宮司から見た経過は、初めて知ったことばかりだっ た。国民誰でもが、純粋な慰霊の気持ちで参拝できる場所であって欲しい。

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