こんなおうちにすみたいな -和室はすてき-和室の絵本

武田美穂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784593103836
ISBN 10 : 4593103835
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
40p;28

内容詳細

和室は、日本の伝統的な文化のひとつです。和室にはさまざまなくらしの工夫や、伝統的な技がこめられています。ところが近年、和室は減少しつつあります。それには、家の中でイスにすわる生活がふえたこと、マンションなどの集合住宅がふえていることなど、いろいろな理由があると考えられます。しかし、座ったり寝たりできる畳や、日本の高い技術力がつまったふすまや障子など、和室の生活や建築には、日本特有の伝統的な文化や技術がたくさんあります。
それらを、楽しく、わかりやすく伝えるために、絵本作家が2年以上の取材を重ねつくられたのが、この「和室の絵本シリーズ」です。
この巻では、和室の特色を絵本で伝えます。昔ながらの日本の家に引っ越すことになった男の子が、そのままゴロリとなれる畳の気持ちよさや、庭の景色を楽しめる縁側、自然と一つになれるような気持ちをよさを味わう中で和室の楽しさを発見していく絵本です。

【著者紹介】
武田美穂 : 東京生まれ。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞グランプリ・以上ポプラ社)など

片山和俊 : 東京藝術大学名誉教授。建築家。1968年東京藝術大学建築科、同修士課程修了。住宅を中心に設計活動を行う傍ら各地の町並みや景観計画に係わる。1995年彩の国ふれあいの森森林科学館・宿泊棟で日本建築家協会新人賞、2004年山形県金山町「街並みづくり100年運動」で日本建築学会賞(業績・共同)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぱせり さん

    正直にいえば、和室の解放感は私にはちょっと落ち着かず、少しだけ敬遠していた。ところが近年。続き部屋の和室が、ときどきやってくる孫たちの遊び場になっている。長らく、ひっそりしていた部屋部屋が、にわかに目を覚ましたよう。我が家にもざしきわらしがいるのなら(まだいるのなら)ちょっとだけ喜んでくれるかな。

  • NOYUKI さん

    家が人を選ぶこともあるのかも。ふふ。座敷童付きのめっちゃいい物件だ!なんか、なんでこんな本?って思うけど、懐かしくてよかった。広縁のあるお家、憧れるなー。

  • ak さん

    畳は好きだけど、いすを置くと傷んじゃうのが難しい。

  • たくさん さん

    文化を考える、暮らしを考える、日本式ってどんなもの。というような本なのかなという先入観で手に取ったが、武田美穂さんの絵にトトロのような世界が広がる、昨今の地方の空き家問題を考えてほしいというような本で。私も地方の空き家を買って生活してみたいな、そういう人生もよかったかもしれないって思わされました。

  • かはほり さん

    大好きな武田さんの本なので、期待通りでとても面白かった。ただ現実に戻って考えると日本の家屋は「徒然草」にあるとおり夏を基本に建てられているので、エアコンのない時代でもそれなりに涼しく過ごせます。でも昨今の猛烈な酷暑では、もう快適に過ごせないですね。実際に古民家に住んでいる身としては、屋根や雨どいの掃除や庭の草むしりは重労働だし、冬場の入浴は命がけですよ。

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