泣き終わったらごはんにしよう 小学館文庫

武内昌美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094067774
ISBN 10 : 4094067779
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

中原温人は社会人四年目の少女マンガ編集者。いちばんの楽しみは、恋人のたんぽぽさんに美味しいごはんを作ってあげることだ。優しさと思いやりがたっぷり詰まった料理は、食べた人の心のほころびを癒していく。スランプに陥ったマンガ家に温人が振る舞ったのは、秘密の調味料を忍ばせた特製きのこパスタ。その味と香りに閉じていた思い出の箱が開いて…。仕事のトラブルに涙する姉には甘く蕩ける肉じゃがを、イケメンのくせに恋愛ベタな友人には複雑な食感の山形のだしを。読めば大切な人とごはんが食べたくなる。心の空腹も満たす八皿、どうぞ召し上がれ。

目次 : 肉じゃがよりも優しく/ きのこパスタは戦わない/ 山形のだしエクスプレス/ 卵焼きより愛をこめて/ マジカルホットチョコレート/ たまご ひよこ リゾット/ 今日の幸せは昨日のカレー/ 家族の食卓

【著者紹介】
武内昌美 : 1985年「フラワービッグポケッツ」掲載の『涙の向こうにONLY YOU』でマンガ家デビュー。その後、ジュニア向け小説も執筆。代表作に「いじめ」シリーズノベライズなど。一般文芸を手がけるのは『泣き終わったらごはんにしよう』が初(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • シナモン さん

    母親にインフルエンザを移しちゃいけないと我慢する祐介君、なんて健気で良い子なんだ。。登場人物、みんないい人。主人公の温人なんてこんな人いるの?ってくらい優しい。恋人のたんぽぽちゃん(実物は出てこない、それもまた面白い)がまたよくできた人で…とにかくみんなが優しくてお互いを思いやってる。でも全然嫌味がなく心地よく読めました。「正論は人を傷つける」ほんとにそうだなぁ。美味しい料理と優しさで心があったかくなる一冊でした。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    この小説には悪人が登場しない。皆がお互いを思いやり、真っ当に生きている。人の気持ちが分かるヤツばかりだ。こんな世界は小説の中だけだ。人の世はそんなもんじゃない。きれい事をいうなという人は多いだろう。現にテレビをつければ一日中、俳優H、お笑い芸人Wの浮気報道がかまびすしい。しかし、この作品世界を信じられる人間でいたい。どんな状況にあっても人には希望が必要だし、ささやかな幸せが必要だ。そうでなければ生きている意味がない。小説はしばしば「そうあって欲しい夢」を見させてくれる。だから私は小説を好んで読むのだ。

  • 美紀ちゃん さん

    連作短編集。ずるい。どれも美味しいそう!肉じゃが美味そう!料理を作れる男子は最高。卵焼きは私も甘いのが好き。人のために料理を考えるのは楽しいことだし、1人より誰かと一緒に食べた方が美味しい。泣くと疲れるから、泣き終わった後に気持ちもスッキリして食べるご飯は、絶対に美味しいょ。あー、お腹が空いた。リゾット食べよ。

  • のんちゃん さん

    温人は4年目の漫画雑誌編集者。趣味はたんぽぽさんという名の恋人に料理を振る舞う事。本作は温人が自分の周りの人々に美味しい料理を振る舞い、元気にさせていく短編集。小学館の美味しい小説文庫というシリーズ。作者が現役漫画家さんなので、温人の仕事内容や漫画家さんの仕事の描写が細かくよく伝わる。主人公温人、ハルトの音から早逝された三浦春馬さんを温人に当てはめて読んでしまった。三浦さんで連続ドラマにしてもらいたかったな。温人の優しい感じがぴったりだった。本当に残念です。

  • ツン さん

    漫画家でもある作者が少女マンガ編集者(男性)を主人公に書いた小説。最初は優しい感じの人なのにオレっていうんだとか、無精髭生えるんだとか冷静に読んでいられたのですが、第6話、第7話とかは感情が入ってしまって涙が。。続編が読みたいです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

武内昌美

1985年「フラワービッグポケッツ」掲載の『涙の向こうにONLY YOU』でマンガ家デビュー。その後、「いじめ」シリーズノベライズなど、ジュニア向け小説の執筆も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品