古代出雲王国の謎 邪馬台国以前に存在した“巨大宗教国家” PHP文庫

武光誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569662176
ISBN 10 : 456966217X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
追加情報
:
15cm,230p

内容詳細

日本各地に今なお残る「大国主命信仰」をつくりだした巨大国家“出雲王国”。卑弥呼の時代の30年以上前に成立し、日本海航路の交易を通じて栄えたかつての先進国家も、結局全国政権にはなり得なかった。それはなぜか?―近年注目された荒神谷遺跡の調査結果や「大国主命神話」を軸に、“幻の神政国家”と呼ばれる出雲王国の繁栄から衰亡までの謎に迫った好著。

目次 : 第1章 幻の神政国家“出雲”/ 第2章 日本海航路が生んだ出雲王国の繁栄/ 第3章 大国主命神話の真の意味とは/ 第4章 死に、また再生する出雲の神々/ 第5章 出雲王国の真実を物語る荒神谷/ 第6章 大国主命から大物主神へ/ 第7章 出雲はなぜ朝廷に従ったのか

【著者紹介】
武光誠 : 1950年、山口県防府市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院国史学博士課程修了。現在、明治学院大学教授。歴史哲学の手法を基本として文化人類学、科学史等の幅広い視点から日本史、日本思想史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • AICHAN さん

    まったく面白くなかったし、ためにもならなかった。

  • Davis MickelsonV世 さん

    この時代の史料が少ないという事もあるのだろうが、根拠が薄弱に感じられる箇所が多く、腑に落ちる点が少なかった。また、個人的に知りたかった「何故出雲政権は大和朝廷に協力するようになったのか」という点について説明が薄かったのが残念。全体的に今一芯を食っていない印象の本だが、古代出雲についてどのような論点があるのかを簡潔に抑えるにはそこそこ有用かも知れない。

  • かみうさ さん

    ちょっと中途半端な内容かな。今ひとつ「出雲王国」のイメージが浮かばなかった。というか神話の流れとか、荒神谷遺跡とかから大きな首長連合があったんじゃねぇかという話・・・・出雲王とか期待していたんだけどな。

  • Takuya Ikeda さん

    日本史における、謎の4世紀前後の話。 邪馬台国が姿を消し、その後の朝廷につながる大和朝廷が日本を統一するまでの間、朝鮮半島との交易によって栄えた出雲朝廷がどうなったのか。 日本史の中でもっとも謎の多い時期であるため、古事記や日本書記を手がかりに考察されており、推論による箇所も多いが、現在へのルーツを再考する上で勉強になった。

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人物・団体紹介

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武光誠

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年3月に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データ

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