世界地図から歴史を読む方法: ナショナリズムと移民編

武光誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309227894
ISBN 10 : 4309227899
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
232p;18

内容詳細

経済が一体化した現代、クルド人問題やロヒンギャ弾圧など世界各地で起きている紛争は“遠い国の出来事”ではすまされなくなっている。では、こうした争いはなぜ起こるのか?世界地図を広げて「望まない・望まれない民族の移動」という視点から歴史を読み直せば、その原因と問題解決の糸口までも見えてくる!

目次 : 21世紀の国際問題のもとは「望まない・望まれない民族移動」/ 移民国家アメリカの自国第一主義は、中国との経済戦争を加速させるか/ 中国ナショナリズムに拠る拡大路線が世界にもたらすものとは/ 中近東、東欧へと勢力を伸ばし、他民族に圧力をかけるロシア/ 民族分断、悪化する日韓関係。根本には“被支配”の歴史がある/ EU離脱によって危惧されるイギリス国内の民族対立/ 難民問題と頻発するテロ…ヨーロッパは今、なぜイスラム化する?/ カタルーニャとバスクがスペインから独立したがる歴史的理由/ ヨーロッパにしてイスラム。二つの世界の狭間で揺れるトルコ/ アラブ世界の内戦と国家対立、イスラム過激派の活動は止むのか/ 建国の夢が果たせぬまま大国の思惑に翻弄されるクルド人/ 中近東の“異分子”イスラエルが今、緊張度を強めているわけ/ 黒人大統領マンデラの誕生後も「格差」が残る南アフリカ/ ヒンドゥ教徒とイスラム教徒の反目がカシミール紛争を生んだ/ フィリピンのイスラム勢力を刺激するドゥテルテ大統領のポピュリズム政策/ ミャンマーは、なぜ軍によるロヒンギャの弾圧を“黙認”するのか

【著者紹介】
武光誠 : 1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年3月に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kakoboo さん

    高校時代に世界史を勉強していたからそこそこにわかるかなと思いきや、個々の論点のページは少ないものの内容はしっかりしていて読み応えがありました。世界史の勉強は暗記というよりも理解ということを改めて感じる本で、特に「民族」の関係や「移動の性質」が大きく影響していたという前提のもと読むとしっくりきました。世界の歴史を1冊で理解することは当然無理ですが、幅広いトピックについて学べる本書は歴史の勉強をする上では一読の価値があるのではないでしょうか。

  • 中島直人 さん

    (図書館)読了。広過ぎて薄くなってしまった印象。

  • しおり さん

    見た目は難しそうだったけど中身は世界史の内容を現代の問題と絡めたような感じだったので難しくはなかった。図も世界史の資料集から抜き出したものが多く、高校の世界史を思い出してもっと勉強しとけばもっとスラスラ理解できたのに…とか思った。結構各国好き勝手やってるんだなぁと感じた。約束を反故にしたり侵略したりされたり差別したり同化したり千差万別。民族や地域、宗教による対立はいつの時代もよくあることで今後もなくならないんだろうなと思った。そういったしがらみが少ない日本が世界から見たら珍しいということに気づけて良かった

  • ヨンデル さん

    昔読んだ本です、整理のため登録しています。

  • lovejoy さん

    ★★

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武光誠

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年3月に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データ

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