密室殺人ゲーム王手飛車取り 講談社文庫

歌野晶午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062765497
ISBN 10 : 4062765497
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
追加情報
:
15cm,532p

商品説明

2010本格ミステリ・ベスト10 第1位――本作続編『密室殺人ゲーム2.0』(講談社ノベルスより絶賛発売中)
2004年版『葉桜の季節に君を想うということ』に続き、2回目のNo.1達成!!

<頭狂人><044APD><aXe(アクス)><ザンギャ君><伴道全教授>。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。リアル殺人ゲームの行き着く先は!?歌野本格の粋を心して堪能せよ!

内容詳細

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである…。リアル殺人ゲームの行き着く先は!?歌野本格の粋を心して堪能せよ。

【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年千葉県生まれ。東京農工大卒。’88年、島田荘司氏の推薦を受け『長い家の殺人』でデビュー。2004年に『葉桜の季節に君を想うということ』(文春文庫)で第57回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小説最高傑作!!!といっても過言でないく...

投稿日:2021/02/27 (土)

小説最高傑作!!!といっても過言でないくらいこの作品は面白いです。 まず不謹慎極まりないが殺人が完全にゲームとされてて独自の世界観が、ミステリー要素やお笑い要素を作り出してる。類をみない小説だと思う!!

少年H さん | 大阪府 | 不明

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おもしろかったです!ネットを通して殺人推...

投稿日:2012/02/08 (水)

おもしろかったです!ネットを通して殺人推理ゲームを出し合う、それもそれぞれが本当に実行した殺人である、という着想がみごとです。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー さん

    5年以上前に既読で、最近続編2作を読んだ時に本作の詳細を忘れていることにショックを受けて再読(~_~;)この設定を考えて書いたのは10年以上前という先見性に拍手したい。今では当たり前になっている通信環境や理解不能な殺人動機などを想定して、作品世界へ取り込んでいるからだ。主人公は殺人をゲームにしているので感情移入などしてはいけないが、終盤の素性バラシで「なるほど!」と理解した(賛同した訳ではないが)。様々なトリックを駆使した犯罪で楽しませるサービス精神と、軽妙な会話で500ページ超を軽々読ませる筆致も見事。

  • NADIA さん

    殺人という究極のゲームを実行し、互いに謎を解きあうネットサークルの5人のメンバー。ハンドルネーム「頭狂人」の目線で物語は進むのだが、終盤にいろいろとだまされていたことに驚く。終盤は正直「えーーーー」とがっかりしたが(^^;、最後の一文に「!?!?」どうやら続編があるらしい?? しかし、動機がこんな事件が現実に起こったらすごくまずいなあ・・・。迷宮入りしそう・・・。リアルとバーチャルを行ったり来たりする話は結構好きなのかもしれないと自覚した。

  • gonta19 さん

    2010/1/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/3/30〜4/2 9年ものの積読本。メフィスト誌で第2弾は読んだ記憶があるが、第1弾はこんな感じだったのか。しかし、ネット上で殺人ゲームを繰り広げるなんて、ちょっと前なら一笑にふしていたが、最近だと、実際あっても不思議ではないよなぁ。最後の終わり方が思わせぶりで、一体どう繋がるのだろうか。

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    「殺したい人間がいるから殺したのではなく、使いたいトリックがあるから殺した。」 ネットの世界で繋がった住人による殺人ゲーム。この作品が発表された当時はきっと小説の世界だったはず、遠くない世界では本当に起こりそうで怖かった。

  • chiru さん

    『使いたいトリックがあるから殺す』というアイデア勝ちの作品。 ミステリマニアでデジタルネイティブ的な5人が順に出題者となり殺人事件を起こしリアル推理ゲームを展開。 出題トリックは小ネタから秀逸なトリックまで様々。 ネット上のアバターとプレイヤーのギャップ、大胆なパーソナリティフリーに後半くらくらする。『王手飛車取り』の意味がわかるラスト。 逃げても逃げなくても『ロックオン』である両取りトラップをしかけた犯人。 読み手が積み上げたメインプロットをぶち壊し、続きに向かわせる手法にやられました。 ★4.5

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人物・団体紹介

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歌野晶午

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。’10年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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