そして名探偵は生まれた 本格推理小説 祥伝社文庫

歌野晶午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396334765
ISBN 10 : 4396334761
フォーマット
出版社
発行年月
2009年02月
日本
追加情報
:
16cm,475p

商品説明

“雪の山荘”“絶海の孤島”“曰(いわ)くつきの館”圧巻の密室トリックと驚愕の結末に瞠目(どうもく)せよ!
ボーナス・トラック「夏の雪、冬のサンバ」を収録

影浦逸水(かげうらはやみ)は、下世話な愚痴(ぐち)が玉に瑕(きず)だが、正真正銘(しょうしんしょうめい)の名探偵である。難事件解決のお礼に招かれた伊豆(いず)の山荘で、オーナーである新興企業の社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは? しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスα(アルファ)の、ひと味違う本格推理の傑作!

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文庫のみに収録されている作品もありますし...

投稿日:2021/07/10 (土)

文庫のみに収録されている作品もありますし、単行本に収録されていた3つともテイストが違うのでおすすめです。『生存者、一名』の終わり方が何とも言えないし気になります。

sissy さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー さん

    密室ものの中編を4つ収録した「本格ミステリ愛」に溢れた作品集。表題作は軽妙でいてキチンとトリックが用意されていて気軽に楽しめた。『生存者、一名』は孤島設定に叙述トリックも相まって最後にニヤリとさせられた。『館という名の楽園で』が王道の「館もの」として随所に「お約束」を配してくれていて、切ない終わり方も良かった。最後の『夏の雪、冬のサンバ』は軽めながら定石を踏まえた密室殺人で納得。歌野さんは現在は数少ない正統派であり、新しいものも開拓しようとチャレンジしていると再認識できたし、そのサービス精神が嬉しい。

  • 勇波 さん

    歌野先生やっぱり上手いねぇと思わず唸ってしまう短編集。。一作一作に鋭いキレと少しのロマンが詰め込まれています。騙されるのを期待して、まんまと騙されるのがいいのです★

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    本格好きには嬉しい「クローズド」「密室」もので構成された4編のミステリ短編集。トリック自体は易しめのものもあるが歌野氏らしい捻りが結末に一工夫加わっているため、各作品の「オチ」の印象がすべて異なっており短編ながらも読み応え十分。シンプルな謎解きながら設定が面白い「夏の雪、冬のサンバ」、探偵という偶像のイメージを物の見事に打ち砕いてくれる表題作、あまりにも哀しい結末の「館という名の楽園で」。「生存者、一名」は4編中一番引き込まれたストーリーだが、衝撃の結末については個人的には「うーん・・(苦笑)」である。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    短編集。2篇は既出。夏の雪、冬のサンバは文庫のみなんで文庫推奨。密室・孤島・館と本格的な作品で面白かった。

  • NADIA さん

    4編の中編小説集。表題作「そして名探偵は生まれた」の読書中に、かなり古いが有名なゲーム名作ソフト「かまいたちの夜」を思い出した。吹雪のペンション「シュプール」で起こる連続殺人・・・懐かしいなあ。ストーリーはコミカルな部分が強いので、サブのお楽しみシナリオ的な印象だった。「生存者、一名」は孤島モノ。「館という名の楽園で」は洋館もの。「夏の雪、冬のサンバ」は雪密室ものと本格マニアには嬉しい一冊である。私は特に本格マニアではないが・・・(^^;

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人物・団体紹介

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歌野晶午

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。’10年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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