食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ ブルーバックス

櫻井武

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062577892
ISBN 10 : 4062577895
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
202p;18

内容詳細

脳は体重を一定に保つべく、食欲を巧妙にコントロールしている。しかし、ヒトはときに自分の食欲を制御することができなくなってしまう。食欲を「魔物」に変えるのもまた、脳なのだ。脳内で食欲がつくり出されるしくみを脳生理学のトップランナーが解き明かし、「ヒトの食欲」のメカニズムに迫る。

目次 : 第1章 食欲はどこから生まれるのか/ 第2章 レプチン発見物語―ob遺伝子との長い戦い/ 第3章 レプチン発見がもたらした波/ 第4章 二次ニューロンの機能/ 第5章 視床下部から行動へ/ 第6章 ヒトの食欲と食生活/ 第7章 食欲に関する日常の疑問/ 第8章 食欲の制御は可能か?

【著者紹介】
櫻井武 : 1964年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。日本学術振興会特別研究員、筑波大学基礎医学系講師、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授を経て、金沢大学医薬保健研究域医学系研究科教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。脳内新規分子の探索を進めつつ、睡眠・覚醒機構や摂食行動の制御機構、情動の制御機構の解明をめざす。平成十二年度つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #説明歌 グルコース腹内側核ニューロンで抑制視床下部外側野

  • 鮭 さん

    本書のキモはQ&Aにある。実に非科学的な質問を科学的に回答しているのは流石の一言。昔からの言い伝えは存外「科学的」である。 いい加減なダイエットの本を読むくらいなら本書を読んで科学的に体重と食欲をコントロールすることを推奨する。 わかりやすさについては数多いブルーバックスの中でも白眉の一冊。

  • はとむぎ さん

    久しぶりのブルーバックス。食欲って生物としてかなり重要な機能。その制御機能が壊れると、食欲がなくなって餓死することがある。すべての生理現象は何らかの物質に制御されている。食べ物を飼い犬に見せると目がランとなって覚醒する。人も自分の行動を自分で決めている部分は実は少なくて結構な部分が本能的な活動。非常に興味深い!

  • kanaoka 56 さん

    摂食は、生命の根幹となる原始的かつ強力な本能に基づく行動であり、そこに報酬系(条件づけ)や扁桃体(好悪、感情)、前頭前野(理性)等の要素が複雑に交叉している。食欲は複雑な脳のシステムにより多面的に生み出されるものであり、その複雑性のなかに肥満の問題も生じる。それは、動機や覚醒と深い関係があり、食欲とは性格や人格までをも包括したものである。 意識から見れば、食欲とは魔力である。しかし、そこに全力で注意を向ければ、相応にコントロールできるかも知れない。

  • 手押し戦車 さん

    体重が増えると食欲が落ちる。脳の視床下部が必要なカロリーを計算し自律神経と基礎代謝を調整し体重の恒常性を保っている。内蔵から作られるレプチンが食行動を抑え。ニューロンペプチドは食欲増進させアンフェタミンが食欲を抑える。グレリンにより餓死しない様に空腹を促す。オレキシンは報酬型食欲で空腹で眠れないデザートは別腹の時にこれが活性化され一度味を占めるとシナプスにつながり癖になる。体内エネルギーの低下がモチベーションを引き起こす。人は周囲にいる人が食べる量にあわせ自分の食べる量を心理的食欲によって決めてしまう。

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人物・団体紹介

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櫻井武

1964年東京生まれ。医師、医学博士。筑波大学医学医療系/国際統合睡眠医科学研究機構・教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。睡眠・覚醒機構や摂食行動の制御機構、情動の制御機構解明の研究に携わる。受賞歴:第11回つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞、平成

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