睡眠と覚醒をあやつる脳のメカニズム 快眠のためのヒント20 扶桑社新書

櫻井武

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594098896
ISBN 10 : 4594098894
フォーマット
出版社
発行年月
2025年03月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

◆覚醒をつかさどる物質「オレキシン」を発見した睡眠研究の第一人者が解説!

 日本では長く〈眠り〉がおろそかにされてきた。
 ビジネス界隈では「いや〜昨日、寝てなくて」と自慢げに話す人や、「限られた人生、眠っている時間がもったいない」と語る人も少なくなかった。
 しかし、ここ数年で大きく状況は変わった。人々が睡眠に強い関心を抱くようになり、
「睡眠の質」がことさら指摘されるようになった。マットレスや枕などの素材にこだわっ
たり、スマートデバイスで睡眠をスコア化してマネジメントしたり、それは、もはや「ブーム」といえる状況だ。
 しかし「ぐっすり眠りたい」という期待値の高さから、間違った部分に解決策を追い求めてしまう場合も多い。睡眠の問題は人それぞれで非常に多岐にわたるので、万人に効果のある快眠の秘訣≠ヘ存在しない。
 ただ、「睡眠は生物の体に備わったシステムによって制御されている」「睡眠は脳内で
つくり出される」という原点に立ち返ると、快眠のためのヒントは見えてくる。そして、
それらは要素に還元してみると意外にシンプルだ。
 その要素とは<1>光環境 <2>環境温度 <3>睡眠圧 <4>感情 である。ここに食事や嗜好
品などの要素をプラスαとして理解すればよい。
 本書で紹介する20のTipsは決して特別なことではない。けれどある意味、難しい。
現代社会には馴染まないこともあるし、生活習慣にかかわることが多く、意志をもって変
えなくてはいけないからだ。しかし、だからこそ、実践し継続すれば、必ず眠りは変わっ
ていくはずだ。
(はじめに、より)

「あなたの睡眠知識”、間違っているかも!」

・せめてスマホはベッドに持ち込まない
・休日の寝坊はプラス90分までに
・「いい昼寝」は14〜15時の30分以内
・「早寝早起き」はよい習慣とは限らない
・翌日早起きしたいときも、早く寝なくていい
・「楽しみで眠れない」と「心配で眠れない」の根っこは一緒
・睡眠にゴールデンタイムなどない
・「朝食は体にいい」とは限らない
・後天的にショートスリーパーにはなれない

【著者紹介】
櫻井武 : 筑波大学医学医療系教授、国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。医学博士。研究テーマは「神経ペプチドの生理的役割」、とくに「覚醒や情動に関わる機能の解明」「新規生理活性ペプチドの検索」「睡眠・覚醒制御システムの機能的・構造的解明」。筑波大学大学院在学中に、血管収縮因子エンドセリンの受容体を単離。テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンターに移り、柳沢正史教授とともに、ナルコレプシーの発症にかかわるオレキシンを発見。冬眠様状態を誘導するQニューロンを発見、マウスやラッ卜に人工冬眠様状態を惹起することに成功。睡眠研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Go Extreme さん

    就寝前2時間は液晶画面を見ない 自分の体内時計に従う 睡眠圧は起きていた時間の長さに応じて脳内に蓄積 カフェインはアデノシン受容体に作用し眠気を抑える 良い睡眠を強く意識する人ほど眠れなくなる皮肉な現象 意識することなく眠れるのが理想 脳機能のメンテナンス 刈り込み作業 感情を伴うストーリー性の高い夢 ネガティブな感情の処理に関係 グリンバティックシステム 睡眠時特にノンレム睡眠中に排出 成長ホルモンは眠りに入って最初の深いノンレム睡眠のときに分泌 最初の睡眠周期で質の高い深い睡眠をとる 逆薬理学

  • あさみみ さん

    睡眠負債が増える一方なので、読んでみたが、もうやっている事が多かった。睡眠に関する知識的な話は面白い。

  • 興味ある本を好きな時に読むだけの人 さん

    睡眠の基礎知識を生理学的にも教えてくれる。 最後は自伝風なので見なくてもいい

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

櫻井武

筑波大学医学医療系教授、国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。医学博士。研究テーマは「神経ペプチドの生理的役割」、とくに「覚醒や情動に関わる機能の解明」「新規生理活性ペプチドの検索」「睡眠・覚醒制御システムの機能的・構造的解明」。筑波大学大学院在学中に、血管収縮因子エンドセリンの受容体を単離。テキサス

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品