何があっても大丈夫 新潮文庫

櫻井よしこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101272290
ISBN 10 : 4101272298
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
438p;16

内容詳細

帰らぬ父。ざわめく心。けれど私には強く優しい母がいた。母は前向きであることの大切さを説き、こう言い続けた。「何があっても大丈夫」。誰しも眼前に大きな壁が立ちはだかることがある。大粒の涙をこぼす日もある。しかし、どんな困難に直面しようとも自分を信じ、全てを良い方向に考え、強く願えば、きっと大丈夫だから――。若き日の苦しみや葛藤と真摯に向き合った初の回想録。

【著者紹介】
櫻井よしこ : ベトナム生れ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリスト。『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yoshida さん

    保守の鋭い論客である櫻井よしこさん。初めはニュースキャスターとして知った。櫻井さんの生い立ちから始まる回想録。戦前のベトナムで生まれ、日本に帰国し紆余曲折ありハワイ州立大学を卒業する。父が他所にも家庭があり、櫻井さん達は経済的にも苦境にたつ。そんな中でも前向きに生きる母の言葉を胸に、諦めずに自身の努力で困難を打破する姿は美しい。だからこそ、様々な助けと誘いがあり報道の世界で花開いたと思う。何より海外から日本を見つめ直し、様々な文化に触れたことが櫻井さんの知見となったと思う。日本が世界に誇る人物と思うのだ。

  • ケイ さん

    父と距離を置くようにしながらも、懸命に認めてもらいたい甘えたいとい思っていたのだろう。父が暮らした女性への冷ややかにも思える記述に対して父には甘い。ハワイでの失敗は父の甘さに依るのに、現地の女性のしたたかさにその原因をすり替えているような記述が、強い彼女の書いた事とは思えず切ない。お嬢様育ちで、名門の学校を出られた後のキャリア(緒方貞子さんのような)だと思っていたので彼女の経歴にはビックリすると同時に感服した。書かれてから文庫化するまでの10年でなくなった人もいて、後書きが感傷的なのが些か気にかかる。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1237冊め。著者の自叙伝であるが、半分くらいは両親とりわけ母親についての本。タイトルは母がくり返し子どもたちに言って聞かせた言葉。父親についてはこういう人もいるんだろうと思う一方、決別するまでずるずるいびつな家族関係が続いていたのにはもう少し早くどうにかした方がよかったのではないかとも思ってしまった。

  • 有 さん

    ずっと感じるのは、父がいない寂しさ。いるのにいない。それは、全くいないことよりもっと、こどもたちを苦しめる。私だったら、父を許せるか。女にだらしない、狡い男だと思うけれども、母の考え方、ものの見方が、そう見せないようにしている。あんな男、と糾弾するのは簡単だ。問題が起こって、文句を言って投げ出すのも簡単。ひとつの面から見ないで、多くの面から見て、素晴らしいところを探す。わかってあげる。前向きでいたら、何があっても大丈夫。どこかで聞いたことがある言葉も、この家族を見たあと思い返すと、力強く、心に響く。

  • 太田青磁 さん

    お母さんがあなたたちを支えますから、明弘もよしこもしっかり勉強するのです。安心してお母さんに任せなさい・親切心は時には誇りを傷つけ、屈辱をもたらす・事実は、必要でよりよいタイミングが訪れたとき、自ずと姿を現してくれると母は言った・君が努力さえすれば、問題はいつか、解決するよ。大丈夫だよ・私たちはいいパートナーになれると思うわよ・ジャーナリストにとって最も大切なのはニュースソースです。けれど、その最も大切なニュースソースでさえ、自分の価値観、信念を賭して戦うときには、切り捨てなければならないことがある

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

櫻井よしこ

ジャーナリスト。ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、フリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論)で第26回大

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品