物語における時間と話法の比較詩学 日本語と中国語からのナラトロジー 叢書記号学的実践

橋本陽介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801000575
ISBN 10 : 4801000576
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
518p;22

内容詳細

これまでの物語論の議論を振り返り、「比較詩学」の立場から追及可能な問題について整理し、「時間」や「語る声と視点」などの問題を詳細に考察した、新進気鋭の研究者による才気あふれる野心的な書。

目次 : 物語の比較詩学とは何か/ 第1章 物語論の術語の再検討から比較詩学へ(「物語」とは何か/ 物語内容、物語言説、語り/ 物語における言表主体について/ 物語の時間/ 物語る「声」と視点、話法)/ 第2章 語りの位置と物語における時間(日本語における物語の時間/ 言語学から見た日本語のテンスとアスペクト/ 物語におけるタ形とル形の交替、テンスとアスペクト/ 日本語の語りの位置はどこにあるのか/ 現代日本語物語におけるル形とタ形の用法/ 物語現在におけるタ形とル形の交替/ 物語の特殊用法 ほか)/ 第3章 語りの位置と話法(話法と「距離」/ 「話法」とは何か/ 話法の言語間比較へ ほか)

【著者紹介】
橋本陽介 : 1982年、埼玉県に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専攻、中国語を中心とした文体論、比較詩学。現在、慶應義塾大学非常勤講師(中国語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Yasaka さん

    研究の参考にと読みました。今までの先行研究が体系的にまとめてあり、一から学び直せたと思います。語り手の位置を詳細に分析したり、日本語と中国語における話法を比較したりと、さまざまな言語を用例にしながら研究がされています。しかし、読むのにかなり時間がかかりました。そして、勉強不足で理解が追いつかないことがただあり、研鑽を積まなければと感じました。色々な本を読んで、また再挑戦しようと思います。

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橋本陽介

1982年埼玉県生まれ。お茶の水女子大学基幹研究院准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専門は中国語を中心とした文体論、テクスト言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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