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橋口亮輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907276492
ISBN 10 : 4907276494
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
187p;19

内容詳細

「人とは、何と複雑でもろく、そして強いのだろう」

7年ぶりの新作『恋人たち』へつながる軌跡。書き下ろしを含む最新エッセイ。

7年の沈黙をやぶり、待望の長編新作『恋人たち』を発表した橋口亮輔監督による、2013年3月からweb連載している内容を再編集した最新エッセイ集。『恋人たち』が生まれるきっかけとなったワークショップのこと、リリー・フランキーや倍賞美津子、加瀬亮など俳優たちとのこと、連載のきっかけとなった木下惠介監督、『二十才の微熱』を見た淀川長治、巨匠大島渚との邂逅……一つひとつの日常を積み重ねて、真摯に現実と向きあってきた橋口亮輔監督の姿が浮かび上がる。『恋人たち』を読み解くサブテキストとして、現在の橋口亮輔監督を知るうえでの必携の一冊。

当時の僕は、かなり疲弊した後だったので、映像のお仕事も、書くお仕事にも自信を失っていた。だから、この連載もリハビリのつもりで始めさせていただいた。そして、自分の人生の美しく楽しい側面を書いていこうと決めた。毎月、毎月、自分の人生にはこんな良い時間があった、こんなに大好きな人がいるんだと確認しながら、自分自身を肯定していく。そんな連載になった。
―あとがきより―

【絶賛公開中の長編新作『恋人たち』が多数の映画賞を受賞! ! 】
第89回キネマ旬報ベスト・テン
(日本映画ベスト・テン第1位・監督賞・脚本賞・新人男優賞)
第70回毎日映画コンクール
(日本映画大賞・録音賞)
第58回ブルーリボン賞
(監督賞)
第39回日本アカデミー賞
(新人俳優賞)
第30回高崎映画祭
(最優秀監督賞・最優秀助演男優賞・最優秀新進俳優賞)
第37回ヨコハマ映画祭
(監督賞・助演男優賞・日本映画ベストテン第2位)
第12回 おおさかシネマフェスティバル
(作品賞 ベストテン1位・脚 本 賞)
第45回ロッテルダム国際映画祭正式出品

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読書メーターレビュー

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  • しいたけ さん

    映画「恋人たち」を観終わったあと、小さな劇場のカウンターに置かれた監督のエッセイを迷わず手に取りました。この人の書いたものなら、きっと素晴らしいはずだと。映画同様心に沁みわたるエッセイでした。不器用な人が、よき出会いを持ったり、裏切られたり、自分の小ささにおののいたり、鬱になったり、怒りを抱えたり、映画を撮ったり。その生真面目さが愛おしくて、何度も目を閉じ噛みしめました。心に響いた箇所を抜きだそうと思いましたが、やめます。抜きだしたものでは、きっと切なさが伝わらないと思うから。何度も読み返そうと思います。

  • アマニョッキ さん

    10代の頃に「二十歳の微熱」を観たときは身体に衝撃が走った。こんな映画が日本にもあるのかと。「渚のシンドバッド」公開時には監督のトークイベントに参加して、直接橋口監督に質問もしたな。役者さん達がこんなに自然な演技ができるのはどうしてですか?と。あの頃からずっと私のハートを掴んで離さない橋口亮輔の魅力が、ここにぎゅっと詰まった一冊です。もっと多くの人に橋口亮輔作品を観てほしい。

  • シッダ@涅槃 さん

    感想はまず「当たり!」。読む予定に特に入れてなかった本で「当たった」のは久しぶりな気がする。人生のどん底をみたひとが様々な幸福(肯定)を思い出したり発見することによって回復していく過程を見るようで癒されたし、読んでいてハッピーにもなれた。ほんとにいい本です。

  • チェアー さん

    一気読み。なんというか、もごもご文句いいながら、へとへとになりながらも一歩ずつ前に進み、映画を作っている橋口さんの姿に共感します。私が見たのは「ぐるりのこと」と「恋人たち」。どちらも見た直後よりも、少し時間がたってからの方が心に残る映画でした。それらの映画での監督と俳優さんとの関係についても触れられていて、どきどきしながら読みました。誤字があまりにも多いのが玉に傷。

  • JunTHR さん

    素晴らしいぞーー!!!シンプルな文体で綴られるのは、映画や映画人への愛や、友人や家族をめぐる話や、人生の苦楽など様々。この連載で綴られた様々な思いが『恋人たち』へと昇華されたのだなぁと素直に思える。とにかく素朴な言葉が的確で、こちらに染み渡ってくるような味わいがある。よくわからない話や泣ける話や笑える話や感動する話やムカつく話。とにかく素晴らしいエッセイ。

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人物・団体紹介

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橋口亮輔

1962長崎県生まれ、映画監督。92年初の劇場用映画『二十歳の微熱』が劇場記録を塗り替える大ヒットを記録。95年『渚のシンドバッド』は、ロッテルダム映画祭、ダンケルク映画祭、トリノ・ゲイ&レズビアン映画祭でグランプリに輝くなど、国内外で高く評価された。3作目となった『ハッシュ!』は、2001年カンヌ

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