父滅の刃 消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析

樺沢紫苑

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784434277283
ISBN 10 : 4434277286
フォーマット
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
424p;19

内容詳細

超分析!!次々と消えていく父親。いったい何が起こっているのか?「父性」に着目し、見えてきた答えとは。長大な時間と執念を費やし遂に完結。読み始めたら止まらない心理マニア垂涎の評論大全。

目次 : 第1章 海賊の心理学/ 第2章 父性とは何か?「父親殺し」の心理学/ 第3章 父性の年代記 アメリカ編/ 第4章 父性の年代記 日本編/ 第5章 各論「父性」をめぐるいくつかの論点/ 第6章 父性回復の処方箋/ 第7章 「父性不在」から「父性の消滅」へ/ 第8章 「父性の消滅」から「男性不要」へ ディズニーの暴走/ 第9章 日本の映画とアニメから考える、父性消滅時代の対処法

【著者紹介】
樺沢紫苑 : 精神科医、作家、映画評論家。1965年、札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒業後、同大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺予防についての研究に従事。帰国後、樺沢心理学研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Carlyuke さん

    寝食を忘れるに近い形で読了。旧著「父親はどこに消えたか」に新しい3章を加えて再出版。ユング心理学を分析ツールにした, 映画好きな樺沢医師にしか書けない本。自分にとっては林道義先生の「父性の復権」以来父性についてしっかりと論じた書。時代を適切に分析している。父性の消滅。女性による父殺し,父探し。アナ雪やアラジンが男を頼りない存在として描いているという指摘。父性と母性の適切なバランスに基づく健全さを提案している。映画やアニメを用いて父性についての時代精神を分かりやすく描く。自身にとってはホームラン本。

  • Koichiro Minematsu さん

    映画に見る父性をこうしてまでも、論じるのは、親子関係に不安感を覚えるからだろう。時代がそうさせるのか、そう言う時代なので、もはや誰も教えることができないのか。人との関係性を考えさせられた内容でした。この視点でストーリーを追ってみるのも良いのかもしれません。私は食いつき気味に読みました。結果的に知ることになったのですが、「鬼滅の刃」の作家さんが女性ということにも興味深々です。

  • 小鈴 さん

    タイトルの出オチ感。鬼滅のバーター本。うっかり借りてしまったじゃないか。めっちゃライト。すべてを父性/母性で読みといてくぞ笑。あとがきも過干渉の母親と存在感のない父親なんて20年前どころかもっと前からよく言われているじゃないか笑。今さらなにいってんの。確信犯でライトに書いているやろ笑。

  • 九曜紋 さん

    映画やアニメの世界でかつて鉄板のモチーフであった、「父親殺し」「父親探し」の物語が消えた。父性不在の現代。そうした社会が意味するものは何か?そこに潜む危機とは?精神科医でありながら作家でもある著者がサブカル研究者も顔負けの知識と分析力でその真相に迫る。深い考察と明快な展開でぐいぐい読ませる。具体的な映画やアニメ作品の知識が無くても十分に楽しめる著者渾身の評論である。

  • のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅 さん

    おじさん疎くてよく知らないもんだから受付の人に「何とかの刃って流行ってるやつ」って聞いたらコレ渡されて読んだんだよね。へぇ〜近頃こんな文字ばかりの本が子どもたちの間で流行ってるのかぁ。え?何?違うの?と、間違えて手に取った訳ではなく(笑)、娘の担任にお薦めされた本で読んでみた。「父性」という切り口で映画作品を解釈し説いている本。なるほど『エクソシスト』は単なるホラー映画ではなくハリウッド史上初めて父性の敗北を描いた作品だったのか!父親はどうあるべきか、なんてことは一切書いていないのが面倒臭くなくていい。

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