吸血蛾 角川文庫

横溝正史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041126134
ISBN 10 : 4041126134
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
336p;15

内容詳細

木箱のふたをこじあけた瞬間、縫い子たちは立ちすくんだ。箱の中には、乳房をえぐりとられ、血だまりに1匹の蛾を浮かべた若い女の死体があったのだ。服飾界の女王として君臨する美人デザイナー浅茅文代。彼女のアトリエに死体入りの木箱が送られたのを手始めに、専属モデルが次々と殺されていく。 犯人の目的は何か?灰色ずくめの服装で暗躍する狼男とは何者なのか?全編にあふれる怪奇とロマン、横溝正史の傑作長編推理。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kiyoshi Utsugi さん

    女流デザイナーの第一人者である浅茅文代は、今年も新東京日報社主催のファッションショーにエントリーをする。ファッションモデルは、浅茅文代に直属する虹の会の7人の女性。 ファッションショーが終わったところで、モデルの滝田加代子が何者かによって殺害されます。しかも左の胸は刳り取られるという猟奇殺人事件。 その後、虹の会のメンバーである有馬和子も殺害されます。 虹の会メンバー全員が殺されてしまうのか… 登場人物は限られているので犯人も分かりそうなものですが、今回も自分では分かりませんでした。

  • 金吾 さん

    いつも頼りない金田一ですが、磨きがかかっています。被害者多すぎかなと思いました。 ただ頽廃的でおどろしい雰囲気はいいです。

  • MASPY さん

    作品の3分の1ほどが経過してようやく金田一耕助が登場します。狼男、蛾、抉られた左胸、アドバルーンで飛ぶ脚、踊る脚、マヌカンなどのおどろおどろしいプロットや、双生児などの事件をややこしくする要素が。狼男(だけではなかったですが)による連続事件は凄惨で、「虹の会」のファッション・モデルなど9人もの被害者が出ます。それもあってか、今回の金田一耕助はいまいち冴えませんでした。

  • 餅屋 さん

    昭和30年の年末から年始にかけての金田一探偵▼服飾界の女王として君臨する美人デザイナー浅茅文代専属モデルたちが次々と殺されて…無気味な狼男とは何者か?あふれる怪奇とロマン▲サスペンスものです。ちょうど『三首塔』の最中なためか金田一にまったく冴えがない。「満都を驚倒させた晩のこと」なんて表現ふつう見ないのですが、等々力警部の苦労が非常にしのばれます。男性10%女性90%の変成男子(へんじょうなんし)が良く分からない、美少年?狼男の造形って…?虹の会の面々が…!とにかくデスペレートな犯人恐るべし(1955年)

  • 芋猫 さん

    銀座にアトリエを構える大人気のデザイナー文代のもとに、獣の牙の跡がついた林檎が届けられる。その直後から専属モデルに危険が迫り…という話。今回は被害者が多く死体の様子もドぎつく、犯人ぽい人が何人もいて最後まで真相が分からず、なかなかサスペンスみが強かった。耕助シリーズを時系列順に読んでいるんだけど、デザイナーの登場に時代の移り変わりを感じた。耕助の服装は変わらないのかな?笑

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人物・団体紹介

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横溝正史

1902(明治35)〜1981(昭和56)年。本名・正史(まさし)。神戸市生まれ。大阪薬学専門学校卒。1921(大正10)年、「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。26年に江戸川乱歩の勧めで上京し博文館に入社。32年から作家専業となる。疎開先の岡山県で終戦を迎え、48年には『本陣殺人事件』で第一回探偵作家

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