ノースライト

横山秀夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104654024
ISBN 10 : 4104654027
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
429p;20

内容詳細

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。このY邸でいったい何が起きたのか?

【著者紹介】
横山秀夫 : 1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、作家デビュー。2000年「動機」で日本推理作家協会賞受賞。2012年刊行の『64』は各種ベストテンを席巻し、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー最終候補にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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若干ネタばれになりますが、ミステリー調で...

投稿日:2021/04/12 (月)

若干ネタばれになりますが、ミステリー調でぞくりとする話かと思いきや、心温まる家族愛のお話でした。読んでいると少しだけ建築に興味が湧きます。

50バッテリあ さん | 東京都 | 不明

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主人公が設計したY邸で、最後までグイグイ...

投稿日:2021/04/10 (土)

主人公が設計したY邸で、最後までグイグイ読ませます。あるときは熱く、読み応えのある著者快心の作だと思います。

akb009 さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    横山 秀夫は、新作中心に読んでいる作家です。久々の新作(実は10年以上前に執筆したお蔵入り)なので、期待して読みました。建築家族叙情ミステリ、期待した割には、元々お蔵入りだったせいか、凡作でした。建築(家)や設計に興味のない方には、辛い作品かも知れません。

  • ウッディ さん

    「あなたが住みたい家を建ててほしい」建築士の青瀬は、そんな依頼に応え、北からの光(ノースライト)を取り入れた渾身の家を建て、評価される。しかし、依頼主の吉野一家はその家に引っ越してこず、一脚の椅子が残されていた。ダム建設技術者であった父と現場を転々とした少年時代、バブル崩壊で辛酸をなめた仕事と離婚、そんな青瀬の過去が、吉野の失踪と繋がっていることがわかる。建築をめぐるミステリーで、不遇の画家の遺作を展示する美術館の設計に挑む、建築家たちの熱い想いも伝わってきて、お仕事小説としても読み応えがありました。

  • 抹茶モナカ さん

    バブル崩壊後、家庭も壊れ、落ち目だった建築設計士青瀬に新築住宅の設計の依頼が持ち込まれ、その住宅が青瀬の代表作となった。その住宅の設計を依頼した吉野一家が蒸発してしまい、青瀬は一家を探すという筋。重厚で、読み物として、もの凄く面白かった。社会派小説の側面もある小説。謎解きがされ、美しい動機のように思った。一日の限られた時間にコツコツ読み、とても堪能できた作品。北側からの光が差すような淡い優しさの滲む作品だ。横山秀夫氏の6年振りの新作で、ついつい前作『64』も読み返したくなった。待ちに待った甲斐のある一作。

  • うっちー さん

    ㊗️復帰 横山秀夫

  • ホッケうるふ さん

    矩計(かなばかり)図という図面がある。通常の断面図と違い施工時に不可欠な基礎から屋根に至るまでの細部の寸法取り合いや構造・材質・仕上の詳細が描かれ建物の内部がリアルに浮かび上がる図面だ。読者の前に主人公の過去が幾重にも線描された矩計図が開かれる。やがて元妻への慙愧や男同士の特異な緊張関係の友情、心血注いだ作品の依頼人失踪から浮かび上がる建築の巨匠の美意識、それらにより主人公の矩計図が上書きされ強固に変貌する過程を目の当たりにしてゆく。これは言動は硬質だが過去に拘る人物のハードボイルド未満な自己探索物語だ。

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