長崎 唐人屋敷の謎 集英社新書

横山宏章

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205985
ISBN 10 : 4087205983
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
18cm,219p

内容詳細

出島以上に江戸期の貿易の主体でありながら、今や痕跡もほぼ残っていない唐人屋敷。特別な役人や遊女だけが入ることができたという不思議な中国ワールドの秘密を、様々な史料や絵図をもとに解明する。

【著者紹介】
横山宏章 : 1944年山口県生まれ。北九州市立大学大学院社会システム研究科教授。専門は中国政治・外交史。一橋大学法学部卒業後、同大学院法学研究科博士課程満期退学。法学博士。明治学院大学教授、県立長崎シーボルト大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まりお さん

    鎖国した日本の、唯一の貿易場所であった長崎。オランダとの貿易が有名であるが、中国、唐人との貿易が一番盛んであった。今は見る影もない唐人屋敷。この場所での貿易、生活、文化、規則、日本人との関わりなどを紹介。この貿易を取り締まる長崎の管理体制の中で、通訳を行う「唐通事」という職がある。これは屋敷が出来る前に日本に帰化した唐人達の子孫が世襲している。彼らは日本に受け入れてもらえた、それが驚きである。

  • feodor さん

    鎖国、長崎というと出島のイメージが強いけれども、それよりもずっと大きな外国人居留地であった唐人屋敷についての著作。Q&A形式でいくのだけれども、ただに唐人屋敷のことだけでなく、結局は鎖国体制下の長崎貿易や、中国情勢のことについてもわかってなかなかにおもしろい。もともとの視点が「唐人屋敷ではどんな生活をしていたのか」というあたりからなので、そういったところも史料をうまく駆使して補われており、全体に鎖国体制下の長崎の様子がいきいきと描かれていておもしろかった。

  • 釈聴音 さん

    著者が日本近世史の専門ではないため、全体的に史料の読み込みが浅く、項目の羅列に終わっている観が否めない。また一部史料の読み誤りかと思われる点が見られるのは残念である。しかし長崎の唐人屋敷という興味深い題材を紹介している点は価値ありといえる。

  • birdrock さん

    長崎出島というとオランダ貿易のイメージが強いのですが、実際にはオランダ船(団)は年に1度か2度しか寄港せず、対して中国船はピーク時には年に200隻近くが来ていたそうです。幕府は周辺異民族に支配された中国に興味を示さず、国交も結びませんでした。それでも交易は盛んに行われ、そのための居留地として建てられたのが「唐人屋敷(街)」です。明治2年に全焼してしまったのが少し残念です。日本人との交流も多く、台湾の英雄鄭成功のお母さんも長崎・平戸の人です。 買春目的で来日した中国人も少なからずいたそうです(笑)。

  • 150betty さん

    (☆4)出島の華やかなりし頃の長崎では、遠くから来る都合上ガテン系の多いオランダ人よりも唐人のほうが教養がある人も多くて長崎の人たちはこぞって唐人たちと交流を望んだそうなのだけど。その辺りに興味が湧いて唐人を調べたくて読みました。長崎と唐人の関係はあんま本が出てなくてその中ではわりとまとまってる部類だと思う。色々な本で俎上に上がってるけど、遊ぶために当時中国から日本に結構旅行客が来てたというのは割に面白い。

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横山宏章

1944年、山口県下関市生まれ。一橋大学法学部卒業。朝日新聞記者を経て、一橋大学大学院法学研究科に進学し、法学博士。明治学院大学法学部、県立長崎シーボルト大学国際情報学部、北九州市立大学大学院社会システム研究科で、中華民国史を中心とした中国政治史を教える。北九州市立大学名誉教授、上海同済大学亜洲太平

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