記憶の遠近術-篠山紀信、横尾忠則を撮る 単行本

横尾忠則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784875864127
ISBN 10 : 4875864124
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
115p;31

内容詳細

二人の巨匠が標した60年代末→70年代
撮りはじめてから、およそ半世紀。篠山紀信が撮り続けた横尾忠則の写真による自叙伝。

『横尾忠則 記憶の遠近術 篠山紀信』(1992年、講談社)から貴重な写真を厳選。その後に撮影された写真、関連作品などを加えた、展覧会出品作品*を完全収録。
*「記憶の遠近術 〜篠山紀信、横尾忠則を撮る」(横尾忠則現代美術館)

1974年初めてインドを訪れた際に撮影された写真と1976年「横尾忠則 そしてインド 篠山紀信」(銀座松坂屋)カタログ掲載の対談記事を特別収録。

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読書メーターレビュー

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  • スプーン さん

    そのまま、篠山紀信が横尾忠則を撮った写真集。 横尾と彼のヒーローとの2ショット写真を並べてゆき、横尾の人物像を浮かび上がらせる手法。 好物の食べ物を「まとめ」に使う辺りが上手いなぁ。

  • じょうこ さん

    開催中の横尾忠則美術展「連画の河」は、本書(2014刊)の表紙写真から始まる。この本自体は2014年の展覧会図録。基本、横尾さんと横尾さんご指名の方とのツーショット写真。鶴田浩二、澁澤龍彦他多数の有名人が登場するが、なぜか気づくと私は横尾さんのほうばかり観ている。何でだろう?お相手の顔はある種固定イメージの域を超えないけれど、横尾さんの顔はすべて違うからか? 偉大な撮影者、篠山さんがもうこの世にいないのはとてもとても悲しい。二人の対談(1976・インドネタ)が収録。息が合って仲よさそう。

  • MO さん

    60年代からの横尾さんの写真が並ぶ。横尾さんってスターだな、って思っていたら子供からスターを描いていた。彼の本の中で、「その結果、天才とは自らが天才を演じることによって天才になった人達であることがわかりました」とある。横尾さんはきっとスターに憧れてスターを演じてスターになったんだと思った。

  • の さん

    篠山紀信が撮った横尾忠則の写真による自叙伝。三島由紀夫、川上哲治、高倉健等々、ページをめくるたびに出てくる昭和のスター達とのツーショットが、横尾忠則をただのデザイナーではなく、彼らと同じ昭和のアイコンたらしめる理由付けになっている。写真に添えられた横尾自身の解説文が、自身のポップセンスに彼らが与えた影響を物語っており、ポップアートは社会性・社交性が無くては成立しないのだ。篠山とのインド紀行文もサイケデリックで読み応えがある。

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人物・団体紹介

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横尾忠則

現代美術家。1936年兵庫県生まれ。’72年にニューヨーク近代美術館で個展を開催。その後も世界各国のビエンナーレに招待出品。世界各国で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館、’13年、香川県の豊島に豊島横尾館が開館。1995年に毎日芸術賞、2000年にニューヨークアートディレクターズ

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