「準」ひきこ森 人はなぜ孤立してしまうのか? 講談社プラスアルファ新書

樋口康彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062724050
ISBN 10 : 4062724057
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
18cm,202p

内容詳細

授業に出る、バイトも女遊びもしないけれど、決定的に何かが欠けている人々…。本書では、主に大学生における「準ひきこもり」について考察を進め、その実態を明らかにし、脱準ひきこもりの方法についても解説する。

【著者紹介】
樋口康彦 : 1965年、大阪府に生まれる。関西大学社会学部を卒業し、同大学大学院博士課程を修了する。兵庫県長寿社会研究機構家庭問題研究所主任研究員などを経て、2000年から富山国際大学国際教養学部専任講師となる。専門は教育社会心理学。人間の達成意欲を多方面から研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 空箱零士 さん

    真面目に大学の講義を受けていても家と大学を往復するだけの不毛な日々で退廃していく「準ひきこもり」を提起する新書。言ってることは正論だし自身準ひきこもり的だが不快感も特になかった。周りの認識もこんなものだ。しかしこういうのを見る度にこの世はつくづく決断主義だなと思う。いい加減こういう人間が多数出てくる世の中が(も)おかしいって発想にならないのか。こういう「変えねばならない」論に追い詰められる人間がいるのが分からないか。正論しか言えない社会の臭い口を塞げるのなら喜んでこの「価値観の押し付け」をやらせて貰おう。

  • きーさん さん

    一見、滞りなく日常生活を過ごしているように見えて、実は『ひきこもり』と同様に他人との接触がほとんどなく、社会性が養われないまま放置されている人(準ひきこもり)がいるという問題をいち早く指摘した点、さらに支援団体の立場ではとても言えない辛辣な表現で警鐘を鳴らしている点はよいと思う。しかし、「準ひきこもりあるある」よりも、その背景やもう少し深く突っ込んだ考察が知りたかったので、なんとなく物足りない感じで終わった。結論を求めず、みんなで議論するネタに使うと面白いかも?あまり万人向けではない本…という印象。

  • 森 さん

    著者も認識していないと思いますが、これは発達障害の学生について記載していると思います。

  • ひょろ さん

    本の中であげられている準引きこもりの事例は極端なものであるが巷で言う「コミュ障」レベルの人間ならいくらでもいるのではないだろうか。「コミュ障」「ぼっち」等名称を与えられることによって彼ら引きこもり因子を持っている者達は顕在化してきたように思える。ただ、この本の言うように脱準引きこもりには荒療治しかないのであろうか。もちろん、引きこもりが生産性0であり、社会で何とかしなくてはならない問題であることは認める。が、もっと緩やかに段階を踏んでいかねばならないのではないかと思う。 一応、現引きこもりからの意見。

  • YM さん

    自分もその気があるので、読んでいて鼻がムズムズした。この中では、発達障害とは関係ないと述べていたが、幾分か関連がありそう。それに、最近巷でよく聞かれる「コミュ症」や「SNEP」に繋がる何かがある気がする。ただ、結論部にあるように、あれだ、これだと考えても、どのみち、この準ひきこもりから脱するには自分が変わらないと意味がない。ひきこもりとは言えないけど、社会に対して何らかの苦手意識があり、なんとかしたいと思うのなら、まずは一読を勧めたい。また、そのような子供がいるいないに関わらず、ご家族、教員の方にも是非読

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樋口康彦

1965年、大阪府東大阪市生まれ。関西大学社会学部卒、同校大学院社会学研究科博士課程修了。専門は教育社会心理学。兵庫県長寿社会研究機構家庭問題研究所主任研究員、医療系専門学校医療福祉心理科学科長などを経て、現在は富山国際大学国際教養学部専任講師。人間の達成意欲について、多方面から研究している(本デー

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