女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人 講談社X文庫

榛名しおり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062868563
ISBN 10 : 4062868563
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;15

内容詳細

トスカーナの伯爵家に生まれ、何不自由なく暮らしていたマティルダ。しかし父の死を契機に運命は変わり始める。度重なる身内の不幸、襲いかかる苛酷な現実。絶望にうちひしがれそうになるとき、彼女を救ってくれたのは、いつも修道士イルデブランドだった。幼き日の初恋は、やがて揺るがぬ想いに深化する。「カノッサの屈辱」という歴史的大事件に秘められた真実の愛を描く、ヒストリカルロマンの新たな傑作。

【著者紹介】
榛名しおり : 『マリア』で第3回ホワイトハート大賞佳作を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • shizuca さん

    時代モチーフ作品。全身でイルのことが好きなマティルダに、少しおいてけぼりな感じで颯爽と最後まで一気に読んでしまいました。読みにくかったとか嫌いとかでは一切なく、むしろ作品は大好きで読みやすいです。ただやはり歴史物なのでラブは皆無(ちょっとだけ)。歴史物って泥臭い場面とかできれば避けたい主人公に降りかかる災難とかあるんですが、これはそんなになかったような。ヒゲ公のとこくらいです。あれは最後ああなってくれてスカッとしましたね。カノッサの屈辱後のイルとマティルダにはせつない結果が待ってるのがつらいです。

  • punto さん

    今回はカノッサの屈辱の裏にあったドラマ。この非常に有名な事件の影に、女伯爵がいたなんて知らなかったー。ヒロインが不幸というか、健気に蕀の道を歩むもので、つい大泣きしてしまいました。目が痛いです。ヨーロッパの歴史物の少女小説を書かせたら、この作者の右に出る人はなかなかいないと思います。次はどんな歴史を垣間見させてくれるのか、楽しみにしております。

  • ゆり さん

    読み応えがある歴史もの少女小説を読みたくなって再読。やはり榛名しおりさん作品はとても好きです。マティルダとイルの家族の絆、あとマティルダのお城のアンナさんやステファーノ達家臣たちとの絆に泣ける。マティルダの母親や姉の人生についてもちょっと考えてしまいました。はちみつクッキーがおいしそう。

  • ゆり さん

    トスカーナ伯爵家で可愛がられて育った末の姫様マディルダが、父の死からはじまる過酷な道を経て、自分を見守ってくれていた人のため、女伯爵として戦う。彼女の成長の軌跡が良かったです。イルデブランドとの甘いだけではない「家族」としての想いあう姿が切ないけど愛おしくてとても素敵。あとマティルダの家の騎士や侍女たちと主との素朴であたたかみのある距離感が良いですね!ステファーノやジュスタやアンナにはそれぞれうるっと。「カノッサの屈辱」イルデブランドの人間性が心にじんわり。とても完成度の高い歴史もの少女小説でした。

  • よみびとしらず さん

    ラノベとして絵をつけて売るということは両刃の剣だなぁと感じた。ある読者層を強く惹き付ける代わりその層に外れた読者(この場合男性)の獲得が難しくなる。兎に角バックヤードの厚みが凄く読みごたえ充分。情景描写、各人の生活感、揺れる恋心から張りつめた政治的駆け引き、怖くなるくらいの人間の業に至るまでも丹念に描く。男性が読んでも充分楽しめると思う。むしろこの世知辛さは少女小説コア層には多分しんどい。これだけの大作を一冊に押し込めるのは無理があったか、終わりは唐突。上下2分冊加筆の上一般文芸で勝負してほしい作品。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品