Cの福音 角川文庫

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043765034
ISBN 10 : 4043765037
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
15cm,389p

内容詳細

父の転勤に伴い渡米し、フィラデルフィアのミリタリースクールで聡明な頭脳と強靱な肉体を造り上げた朝倉恭介。その彼を悲劇が見舞う。航空機事故で両親が他界したのだ。さらに正当防衛で暴漢二人を殺害。以来、恭介は、全身全霊を賭して「悪」の世界で生きていくことを決意する。彼が創出したのは、コンピューター・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第1弾。

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。米国企業在職中の96年に『Cの福音』で衝撃デビュー、同作はたちまちベストセラーとなり、一躍脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みも さん

    著者初読みだが、凄い!これがデビュー作とは!なんという熟達度であろうか。作品それ以上に著者ご自身の経歴や生い立ちに俄然興味が湧く。ハードボイルドな筆致で描くノワール小説。ダークヒーローとして鮮烈でクールな「朝倉恭介」の人物造形は言うに及ばず、端役の人物達にすら命を吹き込む細緻な描写。物流ビジネスの盲点、銃の特性や性能の蘊蓄、そして何よりもコカイン吸引から得られる高揚感や依存性。これらの確かな知識に裏打ちされた圧倒的なリアリティが、作品の硬度を堅固にし、ある種の美学を構築する。圧巻の一作!#ニコカド2020

  • あさひ@WAKABA NO MIDORI TO... さん

    これ、いいわ〜。今更かもしれませんが、著者初読みはデビュー作。20年以上も前の作品だけに、ネットを駆使した完全なる麻薬犯罪って言うわりには、ニフティーサーブとかマッキントッシュといった既にちょっと懐かしい響きすら感じるアイテムに時代の流れの速さを感じつつも、クライムノベル、悪のヒーローものとしての仕上がりはいうことなし!これ、自分の好きな作風かも。シリーズ6部作みたいなので、ゆっくり楽しんでいくことにします。

  • 優希 さん

    悪に染まったハードボイルドといったところでしょうか。全身全霊を通して「悪」の世界で生きることを決意した朝倉恭介。コカイン密輸の完璧な密輸ルートを作り出すところなど唸らされます。強い意志で貫かれる悪の世界は華麗に見えますが、善悪を考えるような世界ではないような気がしました。寧ろダークヒーローとなった恭介の生き様を見ていく作品に思えます。シリーズものらしく、今作は序盤といったところでしょう。今後の動きも機会があれば見てみたいですね。

  • アッシュ姉 さん

    楡さんのデビュー作にして、朝倉恭介シリーズ第一弾。生い立ちから悪の世界へ身を投じた経緯も描かれた序章編といったところでしょうか。悪のヒーロー恭介が最初に手掛けたのはコカイン密輸の完璧なシステム。大胆で巧妙な手口に感嘆するとともに、麻薬の恐ろしさがとてもリアルに伝わってきました。ヒゲをはやしている人をまじまじ見てしまいそうです。いかんいかん。主人公の登場シーンは少ないのですが、もっと知りたいと感じる魅力がありました。今後の暗躍を期待して、遅ればせながらシリーズ完読を目指してこつこつ読んでいきます。

  • ユザキ部長 さん

    淡々と進むが、感情を超越してる様から悪行が善行に見えてしまう。なんてったって主人公はコカインの売人。ただ唯一、組織の長ファルージオと実の親子の様な感情は感じられる。このダークヒーローのアクションが楽しみ。

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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