黄金の刻 小説服部金太郎 集英社文庫

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087446159
ISBN 10 : 4087446158
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
456p;16

内容詳細

洋品問屋の丁稚は、いかにして「東洋の時計王」になったのか。
経済小説の名手が贈る、世界的時計メーカー「セイコー」創業者・服部金太郎の一代記。

明治七年。十五歳の服部金太郎は、成長著しい東京の洋品問屋「辻屋」の丁稚として働いていた。主人の粂吉は、金太郎の商人としての資質を高く評価し、ゆくゆくは妹の浪子と結婚させ、金太郎を辻屋の一員として迎え入れようとする。だがそんな思いとは裏腹に、金太郎は、高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつける。鉄道網の発達により、今後「正確な時間」を知ることの重要性が高まると見抜いていたのだ。いずれは時計商になりたいという熱い想いを粂吉に伝えるが――。


【著者紹介】
楡周平 : 1957年岩手県生まれ。米国系企業在職中の96年に書いた『Cの福音』がベストセラーになり、翌年より作家業に専念する。ハードボイルド、ミステリーから時事問題を反映させた経済小説まで幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぼっちゃん さん

    「SEIKO」の創業者服部金太郎の一代記。金太郎は先見の明を持ち行動力もあるが、そこに商人としての心構えを教えてくれた辻粂吉、工作機械に時計の設計に明るい吉川鶴彦をはじめ多くの人たちの縁に恵まれ、縁を大事にした人だから成功したのだろう。私もSEIKOが好きでGrand Seikoを身に着けているのでこんな風にSEIKOが始まったのだと読んでいて楽しかった。3月30日のドラマも楽しみです。

  • PEN-F さん

    SEIKO創業者「東洋の時計王」服部金太郎の生き様が描かれています。昔から腕時計とか付けないから時計自体にはあまり興味はないが、機械式時計に使用されている精密部品には興味津々。あんなに小さな製品に職人達の高度な技術と魂が込められていると思うと時計が欲しくなったりもする。時間っていうのは万人に等しく同じ長さが与えられるものだが、職人の世界ではそれをどう使うかで腕に差が出てくるものなんだな。カメラも時計もデジタルが席巻して久しいが、本当に良いものは時代を超えて愛され続けていくのですね。

  • のりべん さん

    ドラマ放送前に滑り込みで読了。SEIKO創業者、服部金太郎の生涯を描いた本作。商才ももちろんあるんだろうけど、それ以前に人に対する誠実さや、努力を怠らない姿勢を金太郎が常に持っていたからこそ、一代で時計業を大きく成長させたんだろうなと感じた。 周囲に金太郎を裏切ったりするような輩が登場せず、そこが話として綺麗過ぎかなとも感じたが、金太郎の人柄が良いゆえに、同じように良い人たちに恵まれたんだろうな。 商売をやる上で大事な考えや言葉も多く出てきたので、また再読するだろう。 今日放送のドラマも期待。

  • ドットジェピー さん

    面白かったです。ドラマ楽しみです

  • 都人 さん

    時計で有名なseikoの創設者・服部金之助の一生を描く。日本で最初に腕時計を作ったという。日本では、セイコーもシチズンも大会社組織だが、スイスの時計メーカーは若干の会社を除いて職人の小規模会社が多くと聞く。服部金之助の名前は初めて聞くが、昔娘が海外留学に行ったが「聖子」という名前だったので、すぐに覚えてもらえたと言っていた。いまは「カシオ」だがこの次は「セイコー」にしよう。

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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