国士

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396635237
ISBN 10 : 4396635230
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
328p;20

内容詳細

カレー専門店「イカリ屋」の老創業者・篠原悟は、加盟店と一致団結してチェーンを日本一に押し上げた。だが、人口減少社会を迎えた国内だけでは成長は見込めず、アメリカに打って出ることに。それを機に、篠原は自らは経営から身を引き、海外進出と、この国の将来を見据えた経営を、コンビニやハンバーガーチェーンを立て直した実績を持つプロ経営者・相葉譲に託したが…。

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。米国系企業に勤務中の1996年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    『プラチナタウン』シリーズ第三段。世界観や理念を共有しつつ、主要人物を一新し、山崎は端役程度。加工食品で海外進出というビジネスモデルは前作を踏襲したもので、この作品ならではの目新しさはなく、論点を微妙にずらして、これからの企業の"志"を語る物語になっている。先の二作であれば悪役となる人物が主軸となり、その専横/非道ぶりを追うことに大半の頁が割かれるので、読み味は今までとかなり違う。イカリ屋があからさまに、私も良く利用するあのカレー屋だから余計に楽しめたのかも。このスタイルで、もう一作くらい書いて欲しい。

  • starbro さん

    楡周平は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。単発作品かなと思って読み始めたら、『プラチナタウン』『和僑』に続くシリーズ第三弾でした。FC悲哀物語が最期は解消されてスッキリしました。しかし現実にはコンビニ残酷物語は存在しています。特にセ●ン-イレ●ンは酷い!!!

  • utinopoti27 さん

    夫婦で始めたカレー屋を、一代にして全国チェーンに育て上げた「イカリ屋」・篠崎。彼は米国進出の話を機に引退し、新たにプロ経営者を迎え入れることを決断するのだが・・。本作は、情と絆を大事にする日本的企業に、短期収奪型の利潤追求を是とするプロ経営者の論理を導入するとどうなるのかを描く経済小説だ。企業価値の向上はもちろん重要だが、日本経済の発展を担うという大局的な理念を見失った企業に未来はない。「企業経営者は国士たれ」作者の切なる思いだろう。企業、生産者、社員、顧客、それぞれが皆幸せになる社会を願うばかりだ。

  • いつでも母さん さん

    自分の事は省みず国の事を心配する最も優れた人物・・きっとみんなほんの少しつづはそんな思いも持ってるはず。だけど、日々の暮らしに汲々とするのが我ら庶民な訳で、せめてその上にいる経営者や企業にはみんながウイン・ウインになるように考えていただきたいなぁ。フランチャイズの仕組みもわかるし、オーナーの大変さもわかる。外資系の考え方が浸透するとこういう事になるのか?モデルが有るのかはわからないが、もうね、憤り感がはんぱなく、だけど終息に向かうあたりはうんうん、そうだよね。そうであってほしいと溜飲が下がる。

  • やも さん

    面白かった!!ビジネス小説。島耕作シリーズみたいな。チェーン店のフランチャイズが生き残る過酷さとやり甲斐に、読みながら某コンビニを思い出して何かが滾ってきた。数字を追うことだけが経営とは思いたくないし、義理と人情はぜったいに必要なはず🤔私いつもこういうの読むと思う。人を数字として見る人は、自分が珍しい血液型や病気になったらどうするん?って。助けてくれるのは貴方が見捨てようとしてる目の前の人かもしれないのに、って。そう考えると相手の生活を脅かすとか、冷たくなんて出来なくなると思うんすけど🤔★4.5

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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