スリーパー 角川文庫

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041044513
ISBN 10 : 4041044510
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
496p;15

内容詳細

殺人罪で無期懲役となり、米国の刑務所で強かに生き抜いていた由良憲二。CIA秘密工作員の任務と引き替えに出獄した由良は、北朝鮮高官と接触する。その矢先、日本でのミサイルテロ計画の情報がもたらされた。沖縄での劣化ウラン発見による騒動も同一犯の仕業だと睨んだ由良は、テロを阻止すべく沖縄へ向かった。アメリカ、北朝鮮、中国そして日本。アジアの覇権を握ろうとする、各国の思惑が行き着く先は―!?

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。米国企業在職中に『Cの福音』で衝撃デビューし、一躍脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    CIAに任命され、北朝鮮と接触する由良。その矢先で進んでいたミサイルテロ計画。中国やアメリカも絡み、アジアの覇権を握ろうとする行き先にハラハラさせられました。

  • James Hayashi さん

    北朝鮮を中心とした米中のパワーバランスと日本。北朝鮮など取るに足りない国であるが、潰さないのはそれなりの理由がある。それぞれの国の政治が絡み一筋縄にはいかない国際政治。そういった背景を書き出しながら、たった一発の携帯地対空ミサイル(スティンガー)が国内に持ち込まれ普天間基地が狙われる。銃兵器にも詳しいが、死臭の対処までストーリーに入れ込むオタク的な国際諜報小説。シリーズ化される事を望む。

  • うめ さん

    国際情勢に明るくないため、フィクションとは言え、日本や米軍基地の戦略的配置だとか、大国の思惑だとかが、なるほどと腑に落ちた。なんであんなに核実験しつつ、米軍が動かないのかなどなど。日本中心で北が上のメルカトル図法だけでなく、様々な視点からの地図を見るのが大事だな。面積も距離も、そこから展開できる戦略も変わる。物語はスタイリッシュだしテンポも良いし、シリーズだったみたいだし、他のも読みたい。

  • shiozy さん

    相変わらずスケールのでかい楡周平である。CIAにスカウトされた日本人が主人公である。その活躍もさることながら、中国・北朝鮮・アメリカ・日本を取り巻く政治的軍事的緊張感を描くリアルさがさすがである。もう一度デビュー作『Cの福音』から読み直してみようかと思ったりもするのである。

  • Walhalla さん

    CIAの秘密工作員になることと引き替えに出獄した日本人男性の物語です。日本を囲むように、アメリカ・中国・韓国・北朝鮮・ロシアの思惑が絡み合いますが、楡周平さんの国際情勢をベースとした物語はいつも面白いです。そして、著者の『Cの福音』シリーズのあの人のまさかの登場で、テンションあがります。ファンにはたまりませんね。

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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